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万博と滋賀は、こんなに関係が!『大阪・関西万博』で見つけた“滋賀”をご紹介します

しがトコ

【大阪・関西万博/滋賀まとめ】

『大阪・関西万博』って、近いようで、どこか他人事のように感じてたりしませんか?
連日、メディアで取り上げられ、少し気になってるという人にも、ぜひ知ってほしい!
じつは万博には、滋賀と関係するパビリオンやスポットが色々とあるんです!

万博会場で思わず滋賀を自慢したくなる、そんなトピックスをまとめてご紹介します。

滋賀県ブースが大人気。世界初の演出を使った「関西パビリオン 滋賀ブース」

大屋根リングの外側、東ゲート近くにあるのが「関西パビリオン」。
滋賀を含む、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9つの府県が参加しているパビリオンで、各府県が趣向を凝らした体験型の展示で、地域の特色や魅力を発信しています。

その中のひとつ、滋賀県ブースがすごいんです!
大きなスクリーンの前に浮かび上がる球体は、世界初の空間アート装置「Kinetic Light Vision(キネティック・ライト・ビジョン)」。

直径45ミリの球体が450個が、映像と連動しながら、やわらかく滑らかに動き、琵琶湖の波や桜の花びら、蛍、炎となって、滋賀の四季を演出します。

この演出を手掛けたのは、光のアーティスト・松尾高弘さん。
松尾さんに見どころや滋賀への思いも聞いてみました!

■関連記事:大阪・関西万博・滋賀ブースをデザインしたアーティスト松尾高弘さんインタビュー

世界観が圧巻!滋賀出身の石黒浩さんのパビリオン「いのちの未来」

万博会場の真ん中には、日本を代表する8人のプロデューサーが主導するシグネチャーパビリオンがあります。

そのひとつ「いのちの未来」は、水しぶきを上げて流れ落ちる滝が黒い建物全体を覆う、斬新なデザイン。
これをプロデュースしたのが、滋賀県高島市出身で、ロボット工学の第一人者である大阪大学の石黒浩教授です。

人間とアンドロイドが共存する50年後の未来社会や、アンドロイドが問いかける1000年後の“人間“の姿と出会えます。

人とテクノロジーの境界が、静かに、溶けていく、未来の“いのち“の物語。
それはもう、言葉を失うスケール感で、必見です!!

滋賀の素材がここに!茅葺き屋根に使われたのは近江八幡のヨシ

石黒さんのパビリオンのすぐ近くにある、茅葺き屋根のこの建物は、シグネチャーパビリオン「EARTH MART」です。
放送作家・京都芸術大学副学長の小山薫堂氏がプロデュースし、建築家の隈 研吾氏が意匠監修。この建物の大屋根に使われてるのが、滋賀県近江八幡市円山町のヨシなんです。

■関連記事:まだまだ知らない琵琶湖の“ヨシ”。学生インターンが取材してきました!

このパビリオンのテーマは「食を通じて、いのちを考える」。
松本潤さんが白米を食べているオープニングムービーからはじまり、発酵食や未来のお菓子、進化する冷凍食など、様々な食文化が紹介されています。

この天井から吊るされている巨大なシャンデリアは、日本人1人が一生で食べる28,000個の卵で作られています!日本人が卵を消費する量は世界トップクラスなんだとか。
これだけの卵が自分のいのちを支えてくれてるって考えると、何気なく食べてた食事にも感謝の気持ちが芽生えてきます。

大阪城に使われるはずだった“残念石”のトイレ

なにかと話題になることが多い万博の“トイレ”ですが、今回の万博は若手建築家らの挑戦の場にもなっています。
この大きな石を使ったトイレもそのひとつ。
この石は、大阪城再建のために400年前に切り出されたものの、使われず切り出した地に残されていたもの。通称「残念石」と呼ばれています。

その石を建物の一部に取り入れたトイレの設計に携わったのが、滋賀県近江八幡市出身の建築家・大野宏さんです。

400年の時を経て、万博を機に再び脚光を浴びることとなった残念石のトイレ。ぜひ探してみてください!

万博と信楽焼には、長く、深いつながりが!

大屋根リングから少し離れた、西ゲート横に広がる「フューチャーライフビレッジ」の一画には、信楽焼のテーブルとスツールがあります。

一見すると普通の信楽焼のようですが、じつはこれ、信楽の土に廃棄物をブレンドした「リサイクル陶土」を使ったもの。限りある資源と廃棄物の有効活用のために、万博のために開発されました。

よく見ると、装飾に琵琶湖の固有種の魚も描かれています!

1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」の背面にある「黒い太陽」や、1990年の花博の陶花で飾られた噴水「花の塔」も信楽焼で作られていて、信楽は万博の度に注目されてきた、歴史ある焼き物の産地なんです。

■関連記事:太陽の塔は信楽でつくられた!?岡本太郎が愛した焼き物の聖地

琵琶湖の水が万博をうるおす

万博会場には暑さ対策のため、あちこちに無料の給水スポットが設置され、多く利用されています。

水が使われているパビリオンも多くありました!
万博会場をうるおす水も、元を辿れば琵琶湖の水といえるかも!?

万博と滋賀の関わりを知ると、会場に行ってみたくなってきませんか?
「日常では出会えないものが、ここにある」。
まさに万博では、そんな未知との出会いが待っています。
訪れるときは、ぜひ万博のなかの滋賀も探してみてください!

(取材・文・写真 しがトコ編集部)

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