近未来的な透明ディスプレイで声を文字化し多言語会話! JR大阪駅と阪急大阪梅田駅でリアルタイム音声認識システムの実証実験
JR西日本と阪急電鉄は、アイシンが開発したリアルタイム音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」を活用した文字ディスプレイによる利用者案内の実証実験を実施しています。
実施箇所は、JR西日本の大阪駅(鉄道案内所、忘れ物センター計2箇所)と阪急電鉄の大阪梅田駅(2階西、3階西、3階東ごあんないカウンターの計3箇所)。実験は9月13日までの期間限定です。
両社は実験により得られたデータを分析し、駅の案内でよく使用する言葉や表現への対応が可能かといった観点から検証を行い、2025年の大阪・関西万博の開催に向けて本導入を目指します。
「YYSystem」とは?
音声認識システム「YYSystem」は聴覚障がいのある自社の従業員向けに開発されたアプリ。現在は日本語・英語・中国語・韓国語など多言語に対応しています。
人工知能(AI)を活用して会話をリアルタイムで翻訳し、透明ディスプレイに表示することができるため、外国人の利用者や聴覚に障がいのある方へよりスムーズな応対が可能となることが期待されています。
外国人観光客が増加している現在、このようなデバイスがコミュニケーションの一助になるかもしれませんね。
(鉄道チャンネル)