パンを一斤食べ尽くす? 行動にびっくりの“食べづわり”
小・中・高校生の3人の子どもを持つママライターの、ひよこです。大学卒業後に事務として就職してから3度の産休、育休を取得し、3人の子育て・家事・仕事の両立に悩みながらも、同じ職場でずっと仕事を続けています。
初めての妊娠はわからないことだらけ
一度目の妊娠は私が27歳の時。結婚して3年が経った頃、夫とそろそろ「子どもが欲しいね」と話すようになり、それから時間がかからずに妊娠が分かりました。産婦人科は初めてで一人で行くのがとても怖かったため、夫も付き添ってくれました。
初めての妊娠はわからないことだらけ。当時はまだ今のようにインターネットが普及しておらず、雑誌や本を見ながら、“今後自分の体がどう変化していくのか”ということを勉強したように思います。
炊けたご飯、整髪料、香水、タバコ…匂いに敏感に
安定期に入るまでは周囲に言わないつもりでいたので、今まで通り仕事を続けていました。よくテレビドラマで見るようなつわりの光景、洗面台で“オェ”という感じのものは全くありませんでした。
ただいつからか、何故か匂いに異常に敏感になりました。炊飯器で炊けたご飯をお椀に入れようとした瞬間、気持ち悪くなりました。また、夫が使用していた整髪料の匂いも嫌だなと感じました。
それから、会社で近くの席にいた男性が、おしゃれな方で香水をつけていたのですが、とにかくその匂いがダメで、その方が近づいてくるとすぐに逃げていたように思います。夫は煙草を吸わないのですが、職場で吸う男性がいてその匂いが嫌なのと、赤ちゃんにも影響がありそうだったので、煙が見えると逃げていました。
パンを一斤食べ尽くす?おなかがすく“食べづわり”
匂いと同時に異変を感じたのは、とにかくおなかがすいて仕方がないという感覚でした。それが「食べづわり」というものだと知ったのは、だいぶ時間が経ってからだったかもしれません。
仕事中もとにかくおなかが減ってしまい、時間を見つけて近所の立ち食いソバ屋に入ったり、ジューススタンドでジュースを買ってきたりと、それまではあまり仕事中にしなかったような飲食行動がありました。
また、一番記憶に残っているのは、深夜にどうしてもおなかがすいて眠れなくなってしまったことがあり、パンを一斤食べ尽くしてしまったことです。一人目の時は特にこの食べづわりがひどかったように記憶しています。
二人目、三人目の時は深夜に起きていることもなかったですし、仕事から帰宅しても鬼のように忙しく、また土日も上の子たちの相手をしているため、ゆっくりと自分が何かを食べる時間もなく、それほどこの食べづわりがひどかった記憶はありません。
つわりは、体質によって個人差がある?
どちらかというと、私のつわりは軽い方に属すると思います。身近な人の話を聞いてもつわりの話は個人差が大きく、こればかりは妊娠してみないとどうなるかはわかりません。ただ、私の場合は仕事をしていることで、日中は気が紛れていたことは確かだと思います。
更に二人目、三人目と回数を重ねるごとに、上の子たちのお世話が加わるので、いくらおなかの中に赤ちゃんがいようと、自分のことはどんどん後回しになってしまいます。
食べづわりの場合、本当は氷なども冷たくて太らずに良いと聞きましたが、私の場合は水を飲んでも太ってしまったように思います。これもまた体質によるのかなと感じました。
一人目は身長49cm。体重2850g、妊娠38週で出産しました。数年後、上の子のお世話をしながら身長46cm。体重2800g、39週にて二人目を出産。更にその数年後、二人の子の育児中に身長49cm。体重3050g、38週にて三人目を出産しました。3人とも元気に生まれてきてくれて、ほぼ同じ週数で同じくらいのサイズでした。私は、どちらかというと幼い頃体が小さく、しょっちゅう風邪を引いたりして母の看病を受けることが多かったのですが、大人になってからは丈夫になりました。そのおかげか?、つわりも軽く済んだのかなと思います。
[ひよこ*プロフィール]
都内でずっと会社員(事務)をしています。小・中・高校生と3人の子どもと旦那の5人家族。共働きで実家は遠く、ほとんどの家事・育児を自身で行っています。今でいうところの、いわゆるワンオペ育児中です。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。