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残業&出張ありの共働き夫婦。子ども3人を育てるための分担のコツ【みんなの1日のスケジュール】

りっすん

子育てしながら働くワーママ&ワーパパって毎日どうやって乗り越えているの……?

夫婦それぞれ、どんなタイムスケジュール&ルーティンで、どんな工夫をしているのかを教えてもらう本シリーズ。

第8回は平愛美さんに登場いただきました。

平愛美さんプロフィール

・外資系企業でITスペシャリストとして働く41歳。在宅と外回り(客先訪問)を基本としつつ、週1回は出社。9:00〜17:30のフルタイム勤務で、月20〜30時間ほどの残業あり
・夫(43)も外資系IT企業でフルタイム勤務。勤務時間は9:00〜18:00で、週1回は出社、残りは在宅勤務。残業はほぼないが、海外との時差対応や海外出張などあり
・中1長男(13)、小4次男(9)、年中長女(5)の5人暮らし

平さん家族の1日のスケジュール


初めまして。平愛美と申します。

都内在住で、外資系企業でITスペシャリストとしてDX支援の仕事をしています。

フルタイム勤務かつ残業・国内出張ありの多忙な毎日の中、同じくフルタイム勤務の夫と助け合いながら、中学1年生の長男、小学4年生の次男、保育園年中の長女の3人を育てています。

そう言うと周囲からは「超人」のように見られることもありますが、実際はそんなことはなく、生活リズムがバラバラな中、家族で協力しながら日々をなんとか回しています

★1 忙しい朝、朝食もメイクも「時短」を重視

メイク時間は3分! 出社時も必要最低限に


朝は「時短」を重視しています。家族5人の食器を一度に効率よく洗えるよう、朝食は食洗機に入れやすいフラットな食器を使用し、ワンプレートで提供しています。

メイクも時短。出社や客先訪問もあるため身だしなみのきちんと感は必要ですが、必要以上に時間をかけず、下地とファンデーションを兼ねた一体型のベースメイクを活用して3分で終わらせています

リモートワーク時はフェイスパウダーのみ。オンライン会議ではメイク効果フィルターを常時オンにしています。

出社時はヒールのある靴は履かず、動きやすいローファーやレザースニーカーで機動力を確保しています。

★2 手間や時間がかかっても「自分のことは自分で」

料理が好きな次男と一緒に夕食を作ることも


長男と次男は、授業の時間割や塾、習い事などの関係で、曜日によって帰宅時間が異なります。そのため、家族全員が夕食時に揃うことは少なくなってきました。

生活リズムの異なる子どもが3人いると、どうしても親の手が回りきらないことが増えてきます。

そこでわが家では、子どもの自主性を重んじつつ、積極的に家事を手伝ってもらっています。例えば次男は料理に興味があるので、夕食は一緒に作ることも。ただゼロから子どもと一緒に料理するのは大変なので、基本的に宅配食の「子どもと一緒に作れるコース」を活用しています。

服は各自でたたむかハンガーに掛けるよう徹底しており、長男は自分の制服のアイロン掛けも行います。

こういった習慣は今に始まったことではなく、子どもが小さい頃から「やりたい」と言った家事は、手間や時間がかかってもなるべくやらせてきました。

料理や洗濯物の片付けの仕方を教えたりサポートをするのは大変ですが、「やりたい」という気持ちを大事にし、経験を積み重ねてきたおかげで「自分のことは自分でやる」ができるようになりました。将来自立する上で大切なプロセスだったと感じています。

★3 夫婦それぞれ“適材適所”な家事育児分担

夫婦どちらも家事育児全般のスキルがあり柔軟な分担ができますが、基本的には保育園の送迎、子どもたちの学習面のフォロー、裁縫、子どものスマホやタブレットなどのデバイスやネットワーク機器の管理は夫が、料理、洗濯、掃除は私が担当しています。

夫は気遣いが得意なので子どものケアを主に担当し、私は日々のルーティン家事を担当……という形で、それぞれの得手不得手に合わせて適材適所な分担を心がけています

私の業務の都合上、夜に時差のある海外へのメール返信などの対応が必要になることも。そのため、入浴後の1〜2時間を残業に充ててカバーしています。

私が残業をしている時間帯は、夫の「育児」の時間。お風呂や寝かしつけをサポートしたり、長男や次男の宿題を見たり、話をしてゆっくりコミュニケーションをとったりしています。

生成AIを活用して残業時間を減らす工夫も

正直なところ、今の仕事と家族構成では、平日に自由な時間を持てることはほとんどありません。そのため、休日には長めに睡眠を取ってゆっくり過ごすなど、メリハリをつけることでバランスを取っています。

ただ、残業はもう少し減らしたいと考えており、組織で導入済みの生成AIを活用して情報検索や情報の整理、作文などを行うことで業務の効率化を図っています。その結果、かつては月30〜40時間だった残業時間を、10時間ほど削減することに成功しました。

これからも仕事の状況や子どもの成長に合わせ、自分たちに合った過ごし方を模索していきたいと思います。

編集:はてな編集部

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