姉妹都市45周年スペイン市民訪問団 5月11日から「美食の旅」11日間 3月22日まで参加者募集
山口市とスペイン・パンプローナ市との姉妹都市締結45周年を記念して山口スペイン・ナバラ協会(多々良健司会長)は、「市民訪問団」として共に現地を訪れる人を募集している。締め切りは3月22日(土)。
日程は、5月11日(日)から21日(水)までの11日間で、福岡空港発着のキャセイパシフィック航空を利用。スペインを南北に縦断し、バルセロナ、サラゴサ、サンセバスチャン、ビルバオ、パンプローナの各都市を巡る。
サグラダファミリアやグエル公園などガウディの建築物(バルセロナ)、聖マリア修道院(モンセラート)やサン・サルバドール大聖堂(サラゴサ)などの世界遺産、セントコア山口・増本栄二郎総料理長のアドバイスによる「美食の街」サンセバスチャンでのバル巡りやワイナリー(バルセロナ郊外とリオハ地区の2カ所)訪問、ミシュランレストランなどを楽しめる。都市間の移動はバスなので、大きな荷物があっても楽々だ。
最後の訪問地・パンプローナでは、伊藤和貴山口市長らの公式訪問団と合流。2日間にわたり、パーティーなどの記念行事に参加する。現地の「山口公園」では、庭木の剪定(技術指導)やこいのぼりの掲揚、「山口図書館」では紙芝居の贈呈などを実施する予定だ。
参加料金は大人1人約80万円で、参加人数によって変動する。定員は30人。申し込み・問い合わせは、同会(TEL090-4144-0742)へ。日程の詳細などは、同会ウェブサイト(https://navarra.jugem.jp/)に掲載されている。
聖フランシスコ・サビエル(1506-15524)の縁から、山口市がサビエルの生誕地のあるナバラ州の州都・パンプローナ市と姉妹都市縁組を締結したのは、今から45年前の1980年(昭和55年)2月。締結15周年記念事業として、両市協力の下で同市内に日本庭園「山口公園」が完成したのは、1997年6月だ。そして、現地での開園記念式典に出席したメンバーらが「今後も市民交流を続けていこう」と、翌月に「山口ナバラの会」を発足させた。2014年には「山口スペイン・ナバラの会」に、2019年に「山口スペイン・ナバラ協会」に名称変更。節目における現地訪問や、地元における学習・啓発活動などに取り組んでいる。