口腔がんの早期発見を 歯科医師会 検診で呼びかけ〈横浜市瀬谷区〉
瀬谷区歯科医師会(綱島裕之会長)の主催、瀬谷福祉保健センターの後援による「口腔がん無料検診」が11月12日に瀬谷区庁舎で開かれた。
内臓のがんに比べて早期発見が可能だとされている、口腔がん。一方で初期の自覚症状が軽く、発見が遅れるケースがあるという。この検診は早期発見と検診の重要性を区民に呼びかけようと、同会が企画している。
この日は約20人が受診。一人一人に対して、口腔外科専門医と検診協力医のダブル体制による診察が行われた。
同会の会員によると、口腔がんは、舌や歯茎、頬にできるがんの一種。舌の横にできる場合が多く、「がん全体としては多くはありませんが、放置した進行がんは生存率が低下します」という。
また、治療後、日常生活における基本的な機能が失われることもあるという。そのため同会では「体のがんと同じように、検診による早期発見、早期治療が必要です」と呼びかけている。