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【麻布台】チームラボの“最新施設”に行ってみた。こんな遊び方してみたかった!

ウレぴあ総研

2023年11月にオープンした麻布台ヒルズ。広大な敷地には様々なショップが集まり、まるで一つの街のような規模の複合施設です。

【全画像】思わず「わぁ」と感嘆の声!チームラボ展示作品

その中でも、特に注目されている施設の1つが「森ビルディングデジタルアートミュージアム チームラボ・ボーダレス」。

今回は、実際に「チームラボ・ボーダレス」の展示に足を運び、その見どころをレビューします!

チームラボとは

チームラボは、サイエンス、テクノロジー、デザイン、アートなどの境界を曖昧にしながら、ミュージアムに限らず、アプリやブランディング、インテリアデザインも手掛ける事業です。

そんなチームラボが手掛けるミュージアムは、2018年にオープンしたお台場の「チームラボ・ボーダレス」で一躍人気を博しました。

思わず写真や動画を撮りたくなるような幻想的で美しい展示が、若者や海外からの観光客を中心に今も愛され続けています。

お台場の展示は2022年に惜しまれつつ終了し、麻布台に移転オープンとなりました。

現在は世界各地で50以上の展示を行っており、1度は行ったことがある人も多いのではないでしょうか。

最新「チームラボ・ボーダレス」に行ってみた!

境界のない連続する1つの世界「チームラボ・ボーダレス」では、作品は他の作品とコミュニケーションをして影響を受け合うだけでなく、アート自身も自ら動き出し、人々と関係性を持つそう。

期待を胸に、早速踏み入れていきます!

花びらたちが自由に舞う姿から目が離せない!

真っ暗なエントランスを抜けると、そこに現れるのは『花と人、コントロールできないけれども共に生きる』。

一面に広がる色とりどりの花たちが、これから体験する不思議な時間の始まりを告げます。

無数の花びらたちが自由に動く姿を前に「もう目が足りない!」とキョロキョロウロウロしてしまいました。しかも、なんだかフローラルな匂いもしています。

「視覚や聴覚に加えて、嗅覚でも楽しませてくれるのか!」と最初から圧倒されました。

そうこうしているうちに、突然花びらが集まって犬の形を成して、歩き出したではありませんか!

その後会場内で、この部屋から飛び出したであろう花びらのサイとも遭遇しました。

これは『花と共に生きる動物たち』という作品。至る所で作品が交わり合うので、どこを歩いていても驚きの出会いがあります。

また、この部屋では鏡とスクリーンが入り混じっているため、どこが天井でどこが壁で、どこが床なのか、奥行きもわからなり、文字通り「ボーダレス」な世界に迷い込めました。

もちろんミラーセルフィーも撮り放題。

万華鏡のように変わりゆく世界の中で撮る写真は「自分だけの1枚」になり、同じ空間にいても撮るたびに違う景色が現れるのも嬉しいです。

自分で触って完成させる作品!?

次は私が「こんな遊び方してみたかった!」と大人ながらはしゃいでしまった作品『世界はこんなにもやさしくうつくしい』。

順路がないため、通路らしき道を見つけて次へ進んでみると、天井が高く奥行きもある広い空間に辿り着きました。

まず目に入るのは、大きな滝のような演出。滝から流れる水は遠くにいる私の足元にまで伸びてきます。

そして壁一面には、漢字が花びらのようにゆっくりと舞い降りています。舞う漢字に触れてみと、それぞれの文字が持つ世界が現れてびっくり!

しかも、その世界たちは互いに影響し合い、また1つの新しい世界を作りはじめるんです。

アートを見る時は触ってはいけないことが多いのに、この作品は私たちが触れることで完成していく....。これはワクワクせずにはいられません。

子供も大人も関係なく、ゆっくりと舞い降りてくる文字をじっと待ちながら、それぞれの世界を創り上げていく様子が印象的でした。

圧倒的に美しい空間の中で夢中になってはしゃいだり、ぼーっと眺めたりしていたら、いつの間にか考えることを停止していました。

アートに包まれて忙しい思考から解放される。それがデトックスのような感じで本当に心地よかったです。

吸い込まれるように手が伸びる

最も驚いたのは『中心も境界もない存在』。

次なる展示を求めて通路を歩いていると、ふと行き止まりに到達。しかし、行き止まりに見えるその壁は『中心も境界もない存在』という作品でした。

遠くから見ていると、ただ何か丸い物がゆっくりと動いているようにしか見えないのですが、近づいてみるとなんだか目がチカチカしてきます。

そして、アートを目の前にして触れようと手を伸ばすと、そこには何もない。私が見ていたものは映像なのか錯覚なのか、とても不思議で驚かされました。

他の作品のような華やかさはありませんが、吸い込まれるように目を奪われ、つい手を伸ばしてしまう不思議な魅力が漂っています。

アプリで作品の確認をしなければ見逃してしまうかもしれませんが、実際に見て触って境界の無さを感じてみてほしいです。

初登場の作品に脱帽!いちばんのお気に入りはコレ

最後に紹介するのは『マイクロコスモスーぷるんぷるんの光』。

部屋に入った瞬間、思わず「わぁ」と感嘆の声が漏れてしまった作品。

薄暗い鏡張りの部屋の中で、無数の丸い物が鉄のレールの上を動き回っている。でも、ただの丸い物ではなく中がキラキラしていて、ゆらゆらと揺れている「ぷるんぷるんの光」です。

ゆっくりとマイペースにレールの上を走ったり、坂も登れる「ぷるんぷるんの光」。かと思えば、突然止まって身を寄せ合う「ぷるんぷるんの光」たち。か、かわいい...。もう、謎のぷるんぷるんの光に釘付けでした。

近くから見てみると、ゆらゆら揺れる動きは焚き火の炎のようでなんだか落ち着きます。

部屋の奥まで進んで作品の全体像を見てみると、室内は絶え間なく色が変化しており、小さな宇宙の中に迷い込んだような幻想的な気分に。色々な展示を見た中でも、最も非日常を感じた瞬間でした。

この、ぷるんぷるんの光たちは、リニューアル後の麻布台で初登場した作品。

「過去の展示に行ったことあるから…」という方でも、これのために行く価値があると言えるほど、圧倒されました。

「チームラボ・ボーダレス」はこんな人におすすめ!

ということで体験レビューはこれにて終了!

「チームラボ・ボーダレス」はとにかく美しく、文字通りボーダレスに(=途切れることなく)視覚情報が入ってくるので、ボーっとしながら全身でアートを体感でき、予想外のヒーリング体験にもなりました。

順路もマップもないので、自分のペースで好きな作品を好きなだけ見て周って、お気に入りの作品に再度戻ってみるのもよし。演出が生き物のように変わり続けるので、毎回違った表情を観れるのもポイントです。

思考を休ませつつ、アートで非日常を感じたい方におすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね!

「チームラボ・ボーダレス」

場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
料金:3800円〜4800円の変動価格制。入口に無料のロッカーあり。
パンフレットの配布や作品の説明書きは一切ないため、事前のアプリダウンロードがおすすめ。

(ウェルなわたし/Hiyori)

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