【横浜市青葉区】青葉台在勤の早川光雄さん アートフェスティバル最高賞で英国へ 鬱屈の世に光を
早川美容室(青葉区青葉台)のオーナーで、画家の早川光雄さんが8月、アートフェスティバル「JAPANARTFESTIVALinMANCHESTER2025」の最高金賞受賞の知らせを受けた。受賞作品『魔除け仁王』は、イギリス・マンチェスターで開催される国際交流イベントで展示される。
日本文化の披露・紹介を通して国際交流を図るイベント「第50回ジャパンウィーク2025年英国・マンチェスター」のプログラムとして企画された同アートフェス。9月4日(木)から8日(月)までのイベント期間中、日本画、洋画、書道、トールペイント、水墨画など全部で16点の秀逸作が展示される。
『魔除け仁王』はその名の通り、堂々と佇む仁王像が印象的な作品。仁王像の足元には狛犬が陣取り、奥にそびえたつ五重塔を護る。空へと真っ直ぐ伸びる樹木も相まって、何ものをも寄せ付けない、力強く荘厳な雰囲気を醸し出している。早川さんによると、仁王像のモデルは鎌倉時代を代表する仏師・運慶と快慶が手がけた、東大寺南大門の金剛力士像。「世界が荒れて心が落ち着かない日常が続く今、我々の生を静かに護る存在を表現した、厄払いの絵。見る人を勇気づけるとともに、日本の優れた文化や偉人を世界に知ってもらいたい」と早川さん。受賞を受け、「絵に込めた思いが伝わった結果。幸せに思う」と喜びを語った。
3足の草鞋で活躍
青葉台に開業して半世紀。老舗・早川美容室を営む早川さんは、美容競技大会でグランプリ受賞歴もある実力者。40年の試行錯誤を経て開発した「3D夢コーム(日本及海外で特許庁意匠登録済)」は美容師の手首負担を軽減し、頭皮にも優しいと世界で評価されており、発明家としての顔も持つ。
一方、画家としては昨年末、世界最高峰の称号「グローバル・アート・マスターズ・グランプリ」を獲得。次いで今年1月には、自身の娘をモデルに描いた『夢開く』が、「新春2025百花繚乱〜心に残る名作展」で百花繚乱芸術最高金賞を受賞した。さらに5月には、大和撫子のしなやかな美と強さを表現した『ジャパニーズレディー』が、「第15回世界平和芸術家協会展」で世界平和芸術文化栄誉賞を受賞し、国立新美術館に展示されるなど、国内外を問わず躍進を続けている。また、ただ描くだけに留まらず、「千手秘法」など独自の描画技法で美と人間の可能性に挑んでいる。
世界中を苦しめたコロナ禍がようやく収束を迎えた一方、紛争や異常気象などの話題に、未だ心は晴れない。そんな中で、「今年は人々が希望を持てるよう、幸せや明るさを届けていきたい」と早川さん。美容師、画家、発明家。「美」を追求する者として、常に挑戦を続けている。