代替がきかない器でスペシャルなコーヒーを「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店」武智志穂が“Meet. 琉球漆器”(那覇市)
2024年10月よりスタートした「角萬漆器」による、琉球漆器と飲食店のコラボイベント「Meet. 琉球漆器」。 前回ご紹介した「enogastronomia giulietta(エノガストロノミア ジュリエッタ)」に続き、「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」とのコラボのご紹介です。 絶大な支持を得る「YAMADA COFFEE」のブレンドコーヒーをとおして、琉球漆器の魅力に触れてみましょう!今回もモデルの武智志穂さんとともにお届けします。
「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」とは
「あらゆるシチュエーションに“おいしい”と思えるコーヒーを」をコンセプトに、宜野湾でスタートした「YAMADA COFFEE」の2店舗目となるのが、「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」です。 焙煎工場をイメージしてデザインされた店内は、クールとウッディが絶妙に絡み合う実にスタイリッシュな空間です。
店の奥に見えるのは、圧倒的な存在感を放つ巨大な焙煎機。コーヒー歴20年の店主・山田さんが指揮をとるのは、ブレンドコーヒーです。 「ブレンドを作るために豆がどういう仕事をしてくれるか」「産地特有のキャラクターを有しているか」「味わいがクリーンか」の3つの視点から選び抜かれた豆を使い、独自の配合でオリジナルのブレンドコーヒーを作り続けています。
20種ほど壁にならべられたブレンドコーヒーは、すべて山田さんが「おいしい」と定義できるものばかりです。 山田さんが定義する「おいしいコーヒー」とは余韻が長く、しっかり深くても軽く感じられるもの。旬や条件によって豆も味や風味が変わるため、その時期に入ってくる素材で同じブレンドコーヒーの味を出せるように、豆の種類や配合のバランスを変えているとのことです。
スタッフに「この素材で同じブレンドを作ってみて」と課題を出すそうで、働く人はたいへんなプレッシャーです(笑)。 しかしそのたいへんさがあるからこそ、「YAMADA COFFEE」でしか味わえないブレンドコーヒーが存在し、次世代も育っていくのでしょう。
「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」のコーヒーを琉球漆器で味わう
「角萬漆器」から受け渡された琉球漆器はもちろん、コーヒーを入れるカップです。漆器の特徴である熱伝導性の低さや軽量さと、口あたりがなめらかな質感で相性抜群の組み合わせです!
メニューにあるブレンドのほか、販売しているブレンドから選んでもOKです。 20種ほどのラインナップから気になるブレンドを飲んでみて、気に入ったら購入して自宅でも楽しむのがおすすめ!「YAMADA COFFEE」では焙煎したての豆を販売しているため、1週間ほどは常温保存で経時変化を楽しみ、その後は冷凍保存しましょう。
武智さんが今回使用したのは「タタキ技法」が施されたカップです。漆と顔料を混ぜた「色漆」と豆腐を混ぜ合わせて塗り上げる技法です。その後、スポンジなどで表面の漆膜に凸凹を加え、艶やかな波立つ漆膜ができあがるそう。 手に馴染みやすく、ずっと触っていたいほどクセになるテクスチャです!
熱いコーヒーを入れてもカップが熱くならないのが、漆器の特徴です。コーヒーの味わいとともに質感や軽さを感じながらコーヒーを楽しめるので、より琉球漆器の魅力が伝わりやすいでしょう。 「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」で実際に使ってみた人が、「角萬漆器」にて琉球漆器を購入するシーンがすでに何度もあります。比較的手に取りやすい価格設定なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
コーヒーにあわせて、オリジナルのチーズケーキもおすすめ!なめらかな口あたりと、濃厚な味わいのなかに見え隠れする酸味が、ブレンドコーヒーにベストマッチです。
「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」が考える伝統継承とは
YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」の店主・山田さんに、お話をおうかがいしました。 Q:今回の企画をうけようと思った理由を教えてください。 「事業をとおして角萬漆器さんの伝える目的や、“日常に琉球漆器を落とし込みたい”との想いを聞いて、それらが共感できるものだったからです。質問に対して返ってきた言葉が、自分がコーヒーをとおしてやろうとしていることとリンクしたものがありました。」 Q:山田さんが考えた、伝統継承方法を教えてください。 「いかに精度の高い伝言ゲームができるか。それには時間・労力がかかります。けどそれを怠ってはいけないと思います。琉球漆器はネオタイプで、時代によって解釈が変わっても普遍的な価値があると思います。その維持を高い鮮度でやっていくことが大切だと思います。人材育成においても大切なことですよね」 Q:今回琉球漆器を使ってみて、改めて思ったことを教えてください。 「軽くて手触りがよいと思いました。口あたりがすごくやさしいし、触れた感じ・飲んだときの感触がとてもいいです。漆器ならではの艶やかさや質感は、代替がきかないと思いました。上品さもあり、日常的に使ってもいいなと改めて思いました。」 Q:琉球漆器をご自身なら現代の生活にどう取り入れますか? 「琉球漆器はいいものだから、主に食卓で使いたいと思いました。現代社会においてよりいいと思うもの・ことを取り入れるって、とても大切です。コーヒーを飲むとホッとするとか、些細なときにその人のよりよい未来を迎えるための舞台作のひとつとして、漆器もコーヒーも同じ役割があると思います。使うだけで気持ちがあがる、ようなね。」
琉球漆器×コーヒーで気持ちがあがるひとときを
山田さんがこだわり抜くブレンドコーヒーは、「YAMADA COFFEE」でしか味わえない唯一無二のものです。そのスペシャルなコーヒーを琉球漆器で味わえるのは、「CAFE 角萬」と「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)」だけ!コーヒーの余韻を楽しむのと同時に、琉球漆器の魅力と使い心地を確かめてみませんか? 「株式会社 角萬漆器」主催の堆錦(ついきん)ワークショップのお知らせ 開 催 日:2024年11月9日(土)・12月7日(土) 開催時間:両日とも10時〜12時・13時〜15時の合計4回 参 加 費:無料 開催場所:角萬漆器 内 容:沖縄独自の加飾技法である「堆錦(ついきん)」が体験できるワークショップ。小皿に「堆錦(ついきん)」を施す内容となります。 ワークショップの前後には絵はがきワークショップなどの特別なイベントも開催します。ぜひあわせてお楽しみください。詳細は角萬漆器のSNSを要チェック!琉球漆器をより身近に感じて、愉しんでください ワークショップに参加したい方はこちらから申し込み可能です! →応募フォームはコチラ! 琉球漆器を使用してみていいなと思ったら、ぜひ「角萬漆器」へ!店舗情報ほか、イベント詳細は「CAFE 角萬」の記事内で詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。 (写真:Tomoko PHOTO)
YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR 那覇泊店(ヤマダコーヒーオキナワチャプター)住所
〒900-0012 沖縄県那覇市泊2-15-6
電話番号
098-975-5590
営業時間
10時~17時
定休日
月曜
駐車場
あり
クレジットカード・電子マネーの利用
可
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