らぶペット「6匹の蛇」 伊賀市の井賀さん家
生き物は生き物らしく
「生き物は生き物らしく、健康に育てたい」。三重県伊賀市猪田の会社員、井賀春輝さん(36)が大切に育てているのはボールパイソン、ミドリタマゴヘビ、セイブシシバナヘビなど、体長約50センチから約1・2メートルの6種6匹の蛇だ。
幼いころから大の恐竜好きで、蛇などの爬虫類は「恐竜を感じさせてくれる」そう。
飼い始めたのは6年前。餌は1週間に1度程度。年中、28度から30度の室温で、湿度は50%から60%に保つ。適当な湿度がないと、1か月に1回の脱皮に失敗するそうだ。
「自然の物で飼うのがベスト」と、蛇たちはヤシガラが敷かれたケース内で育つ。ストレスになるからとむやみに触れ合ったりしない。
蛇だけでなく、亀やトカゲも飼育する井賀さんは、生き物に触れあう仕事に従事しており、生き物が自然に生活できるよう、常に気を配っているそうだ。
「万人受けしないが、こびることなく、マイペースで、邪念が無く、自身を貫く姿が自分の生き方にフィットしている」と井賀さん。「捉えた獲物を決して離さない意志の強さ、粘り強さも魅力」とニッコリ。
2025年の干支は巳。縁起の良い1年になりますように。