【料理で居酒屋を選びたいあなたへ】絶品肉料理を味わう東京の酒場5選。素材のポテンシャルを引き出した一皿を!
ディナータイムに使いたいバーや居酒屋、フレンチレストランを紹介。提供されるのは和牛、ブランド豚、地鶏、そしてジビエ。肉のポテンシャルを引き出した一皿に、食材に対する店主の愛の深さがうかがえる。合わせる酒は、日本酒、ワイン、焼酎など、こちらも一級品だ。
有機・露地野菜使用『肉と野菜とナチュラルワイン さとう』【江古田】
店主の佐藤真邦さんが敬愛する生産者のワインと食材を楽しめる。ナチュラルワインは、昔から愛飲する作り手のものを仕入れる。仕入れから半年は寝かせて飲み時を計るのも、この道30年の大ベテランがたどり着いた結果だ。合わせる肉料理には、日本初の「有機JAS畜産」認定を受けた北里八雲牛や、繁殖から肥育まで一貫する田村牧場の短角牛などを使う。炭火焼きや半生バーグなど、肉本来のおいしさを味わえる一品が並ぶ。
『肉と野菜とナチュラルワイン さとう』店舗詳細
肉と野菜とナチュラルワイン さとう
住所:東京都練馬区栄町40-12/営業時間:11:30~14:00LO・18:00~21:00LO(土・日・祝の夜は15:30~22:00)/定休日:不定/アクセス:西武鉄道池袋線江古田駅から徒歩3分
1000円以下で獣肉をとことん食す『酒場 フクスケ』【つつじヶ丘】
「大きな枝肉を仕入れ、自分で捌(さば)くので安く提供できるんです」と店主の加藤翼さん。全国の処理場から直接仕入れる、鹿・猪のジビエが主役の店だ。きめ細かい肉質と脂の上品な甘さが特徴の猪肉の角煮、イノシシの野性味とレモングラスやパクチーなど香草との調和がたまならい「自家製ラー油のよだれシシ」など、料理に店主のセンスが光る。そこへスパイシーサワーを合わせれば、口の中で香りのアンサンブルが広がっていく。
『酒場 フクスケ』店舗詳細
酒場 フクスケ
住所:東京都調布市西つつじケ丘3-25-1/営業時間:18:00~24:00/定休日:火/アクセス:京王電鉄京王線つつじヶ丘駅から徒歩3分
鶏を丸っとフルコース!旨味凝縮の水炊きがいい『鶏料理 清水』【渋谷】
『水炊き しみず』『焼鶏あきら』で知られる鶏料理の達人・清水明氏が、2023年8月に開店。朝挽きの鶏を用い、水炊きでは骨付きぶつ切りを、スープ炊きではムネとモモ肉のスライスをそれぞれ合わせ、深みのある鶏出汁と自家製白ポン酢で味わう。具材を入れる前の出汁でレバーやハツ、野菜とタイミングを見極めながらスタッフが仕上げてくれる。希少銘柄もそろえた日本酒や焼酎との相性もたまらない。
『鶏料理 清水』店舗詳細
鶏料理 清水(とりりょうり しみず)
住所:東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム2F/営業時間:11:30~14:00LO(土・日・祝は~15:00LO)・17:30~22:00LO(日・祝は~21:00LO)/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄渋谷駅からすぐ
佐助豚の可能性引き出す才気あふれる創作料理『ECURIE』【京成船橋】
フレンチ出身のオーナーシェフ・渡邊浩一さんが生み出す創作料理とワインを楽しめる『ECURIE(エキュリー)』。渡邊さんがオープン前に店の目玉料理を考えていた時に出合ったのが、岩手県産の佐助豚。ストレスのない環境で育ち、こだわりのエサと地下水で育てるため、脂が上品でさっぱりとした旨味がある。知り合いの有機農園から仕入れた季節野菜を合わせたり、炭火焼きやハンバーグといった、肉のおいしさを最大限に引き出した料理に、おなかも心もワシづかみだ。
『ECURIE』店舗詳細
ECURIE(エキュリー)
住所:千葉県船橋市本町4-37-19 ツガマンション1F/営業時間:11:30~13:00LO・18:00~22:00LO(日・祝の夜は~21:00LO)/定休日:水・木のランチ/アクセス:京成電鉄京成本線京成船橋駅から徒歩5分、またはJR総武線船橋駅から徒歩9分
肉をガツンと食らいワインを選ぶ幸せ『池袋 肉バルBon』【池袋】
東通りと南池袋公園に挟まれた一角にある穴場的なバル。店名に謳う通り、豊富な種類の肉料理が自慢だ。なかでも馬刺しは、独自ルートで馬肉を入荷し、赤身、サーロイン、希少部位のレバーやハツなど部位による味比べは箸も進む。A4ランク以上の和牛の赤身肉を使った料理も、店長のお墨付き。ミディアムレアな仕上がりで、脂の甘みがじんわりと口の中を支配していく。100種類以上あるワインにも注目したい。
『池袋 肉バルBon』店舗詳細
池袋 肉バルBon(いけぶくろ にくばるぼん)
住所:東京都豊島区南池袋2-11-5 三栖ビル101/営業時間:12:00~15:00・17:00~23:00(土・日・祝は16:00~)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄池袋駅から徒歩8分
取材・文・撮影=アド・グリーン 撮影=山出高士、丸毛透、原幹和
『散歩の達人 東京名酒場』より