2団体が7月の関東へ 「おかあさんコーラス」県大会
「第48回全日本おかあさんコーラス神奈川県大会〜女声合唱の祭典〜」が4月19日、神奈川県立音楽堂(横浜市)で開催された。秦野市の女声合唱団「アンサンブルMIMI」と「コーロ・トゥッティ」がともに優良賞を受賞。抽選の結果、7月の関東支部大会へ駒を進めた。
全日本おかあさんコーラスは、1978年から続くアマチュア女声合唱団の大会。6人以上の団体対象で、女性が合唱を楽しみ、交流することを目的にしている。今年の神奈川県大会には19団体が出場。関東への出場権は、「優秀賞」を受賞した団体全てに与えられるほか、「優良賞」の中から抽選で決まる。また、ポイント制により出場権を得られる「ポイント賞」1枠や、抽選で出場権を得られる「ほほえみ賞」1枠がある。
今回、優秀賞6団体、優良賞6団体、ほほえみ賞1団体で、ポイント賞は該当なしに。19団体のうち、10団体が関東に進出した。アンサンブルMIMIとコーロ・トゥッティはともに優良賞を受賞し、抽選で関東大会への出場権を得た。
「もっと良い音楽を」
2023年に、おかあさんコーラスの全国大会に出場しているアンサンブルMIMI。昨年は大会に不参加だったため、今年は2年ぶりの参戦となった。「関東出場等の目標は決めていませんでした。一日一日の練習を積み重ねた結果がついてきたのだと思います」と代表の内海由香さん。県大会では反省点もあったことから、関東大会ではより洗練された合唱を目指すという。「もっと良い音楽表現ができるよう頑張っていきます」と意気込みを語った。
全国へ高まる士気
昨年、おかあさんコーラスに初出場し、今回は2回目の参加となったコーロ・トゥッティ。20代から60代まで幅広い年代のメンバーが集まり練習している。「関東大会進出を目指していたので本当にうれしい」と喜びを語るのは、代表の千田恵美さん。ボイストレーナーも迎えて練習に励んでおり、全国大会を見据えて調整中だ。「優しい歌声が持ち味のトゥッティ。独特のサウンドを関東でも響かせたい」
関東支部大会は7月5日(土)・6日(日)、YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)で行われる。