池長孟の功績と彼が愛した「南蛮美術」の世界を楽しむ『神戸市立博物館』で特別展を開催 神戸市
『神戸市立博物館』(神戸市中央区)で4月26日より特別展「蒐集家・池長孟の南蛮美術-言葉から紡ぐ創作(コレクション)」が開催されます。会期は6月15日まで。
特別展は神戸の蒐集家・池長孟(いけなが はじめ)の没後70年の節目に合わせ、池長の活動を未公開の資料とともに紹介するもの。彼が蒐集したものの多くは、外国の影響を受けてつくられた日本の美術品「南蛮美術」といわれるもので、蒐集当時は日本美術史の俎上に載っていなかった分野でした。
その後、池長は自身が創設した「池長美術館」で多くの美術品を展示。一般向けに公開し現在では多くの人に知られる分野となったほか、同博物館の「美術コレクションの核」ともいえるものになっています。
現在同館のコレクションには、国指定重要文化財の「聖フランシスコ・ザビエル像」や狩野内膳筆「南蛮屏風」、「泰西王侯騎馬図屏風」をはじめ、美術史を語る上で欠かすことのできない作品が含まれており、特別展ではこれらのコレクションを含めたおよそ120点の作品を鑑賞できる予定です。
<記者のひとこと>
ザビエルといえばこれ!というような絵ですが、これも池長氏が蒐集したものだったのですね。色々な作品と共に、その功績を改めて知るいい機会になりそうです。
会期
2025年4月26日(土)~6月15日(日)
場所
神戸市立博物館
(神戸市中央区京町24)
時間
9:30~17:30
※金曜と土曜は20:00まで開館
休館日
月曜日、5月7日(水)
※ただし、5月5日(月・祝)は開館
入場料
一般 1,500円(1,300円)
大学生 750円(650円)
高校生以下 無料