ポーラ・オルビスHDが中国の子会社を清算 特別損失として13億円を計上
ポーラ・オルビスホールディングス(以下、ポーラ・オルビスHD)は5月26日、中国・北京の連結子会社、奥蜜思商貿(以下、オルビス北京)を清算すると発表した。ポーラ・オルビスHDは現地子会社の解散に伴う費用として、2025年12月期に13億円の特別損失を計上する。オルビス北京は2008年に設立され、現地で「オルビス(ORBIS)」の販売を手掛けてきた。2024年12月期の通期決算の売上高は7億8300万円(前年比19.8%減)、営業利益は4億9900万円の赤字(前年は3億7800万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億500万円の赤字(同4億3800万円の赤字)。直近3年間はすべての利益で赤字を計上しており、ポーラ・オルビスHDは中国現地法人の解散に踏み切った。
ポーラ・オルビスHDは、2023年に米国の連結子会社であるH2OプラスホールディングスとH2Oプラスの2社も清算している。H2Oプラスは1993年に米国で創業され、化粧品の製造と販売を手掛けてきた。2011年にポーラ・オルビスHDの傘下になったが、業績が計画を下回る状態が続いていた。