松丸友紀が語る住んでよかった街「八丁堀って実は子育てしやすいんです」
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
今週は毎日、“まち自慢”してくれる みなさんをお迎えしています。
ゲストは、元テレビ東京で、フリーアナウンサーの松丸友紀さん!
松丸さんの「まち自慢」は・・・
「八丁堀」
松丸:夫と結婚して初めて住んだ街。夫が競輪選手で全国行脚するので東京駅の近くがよくて、当時、私はテレビ東京だったので、神谷町に通いやすい駅でした。そこで、東京駅にも歩いて行けて、日比谷線がある八丁堀を選びました!今思うとここ本当に住んでよかったと思える街なんです!
「八丁堀」の基本情報
・東京都中央区にあり、東京駅の八重洲口から東に200~300メートルほどの位置にある八丁堀エリア。
・電車では、JR京葉線・東京メトロ日比谷線の八丁堀駅があります。
・江戸初期、この地域にお堀が作られ、その長さが「八町」だったことから、そう呼ばれるようになったと言われています。(ちなみに、1町は109mぐらい)
・時代劇で「八丁堀の旦那」なんて、その名前を聞いたことありませんか?
・八丁堀には、いまでいう警察、与力・同心の組屋敷が集中していました。
・当時は、八丁堀=警察のことを指すほど地名が伝わっていたんですね。
・お堀は昭和44年に埋められて、現在は、オフィスビルやマンションが立ち並ぶエリアになっています。
松丸さんの八丁堀のおすすめポイント
①「狭いけど、味もコスパも最高の飲み屋の街!」
松丸:オフィス街で、ビジネスマンが帰りに寄れるようなお店がたくさんあるんでが、都会のど真ん中なので、こぢんまりしたお店が多いんです。ただ、銀座や東京駅から絶妙な場所にあるからなのか、それほどお高くなく、コスパよく、おいしい食事とお酒が楽しめる店が多い印象です。私の古巣の局の「アド街ック天国」情報によると、八丁堀は、10年ほど前からワインのお店が増えているそうです!
とくにおすすめのお店は・・・
松丸:1つ目は「中俣酒造」。築地が近いので、お魚がおいしいお店が多いそうなんですが、中でもここは、炭火で魚を焼いてくれます。おすすめは「のどぐろ原始焼き」「いかの一夜干し」。その日にとれた野菜も炭火で焼いてくれます。ビジネスマンはもちろん、家族でも行けます。住んでいた時は、夫と息子と3人で週2回の頻度で通ってました。
もうひとつのおすすめが、「宮田屋」という酒屋さん。八丁堀駅の交差点にあるお店で、ワインの種類が豊富。基本は酒屋さんなんですが、お店の一角にカウンターとテーブルがあって、角打ちができます。それとは別に、その上にこじんまりしたバルもあります。私は、まだ子供が赤ちゃんの頃、そこでワインやシャンパンを買って惣菜(生ハム)もテイクアウトして、家で1人バル飲みしてました。
②「実は子育てしやすい街!」
松丸:現在、7歳・小1の息子がいまして、意外かもしれないですが、八丁堀って、子どもに優しい街なんです!昔から住んでいる方も多く、町内会が強くて、暖かい街だと感じました。「お祭り」もいろいろ開催されるんですが、印象的だったのは、「豆まき」のとき。豆が拾えない赤ちゃん向けのセットを用意してくれていた。私の実感では、さまざまな点で子育てしやすい街だと感じました。
公園などの花の植え替えをする「植栽ボランティア」に親子で参加したこともありました。けっこう街の人との接点もあって楽しかったです。街の皆さんが声をかけてくれたおかげで、人見知りだった息子が、人見知りじゃなくなったんです!
ある程度、顔馴染みになると、街の方が、気さくに声をかけてくれるんです。あるとき、息子と散歩してたら、消防署の方が「僕、消防車のってみたい?」と声をかけてくれたことも。よく前を通る、老舗のお花屋さんも「おおきくなったね僕~」と声かけてくれたり。
お子さんに、おすすめの施設も
松丸:八丁堀に住んでいなくてもお子さんにおすすめなのが、京橋の「警察博物館」。警察のさまざまな資料が無料で見られる施設なんですが、本物の白バイやヘリが展示してあって、運転席に乗り込むこともできて、子どもが楽しめます!息子が、鉄道ファン=こてつ、なので、東京駅に行って、はやぶさの連結を見たり。
子育てにおすすめできるポイント
松丸:私は「百貨店に住みたい」と思うほど、百貨店が好きなんですが、八丁堀はいろいろな百貨店が徒歩圏内にあるんです!東京駅の大丸、日本橋三越、そしてもちろん銀座も。子育てされている方はご存じだと思うんですが、百貨店は子ども連れに優しいんです。オムツ替えができる授乳室がある、子ども遊べるスペースや屋上庭園など。食事の準備しんどいなってときは、そのままお惣菜買って帰ったり。わたしにとっては、天国のような場所なんです!
松丸友紀さん
・1981年、東京都生まれ、千葉県育ち。
・青山学院大学を卒業後、2004年にテレビ東京に入社されます。
・『ゴッドタン』など、バラエティから情報番組まで幅広く活躍。
・去年6月にテレビ東京を退社し、プロダクション人力舎に所属でフリーアナウンサーとして活動されています。
・実は、スーさんの盟友・桜林直子さん・サクちゃんと、長いお付き合いのお友達なんだそうです。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)