芸歴50周年!浅野ゆう子が心斎橋に降臨「KANSYA」で伝える感謝の思い【インタビュー】
2024年、芸歴50周年を迎えた浅野ゆう子さん。その変わらぬ美貌、飾らない人柄で、数多くの人を魅了し続けている彼女が、大阪と東京で「YUKO ASANO 50th ANNIVERSARY SHOW『KANSYA』」を開催します。大阪で行われた合同取材会で、50年の軌跡とショーへの意気込み、大阪での思い出など、興味深いエピソードなどをお聞きしてきました!
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デビューから50年、感謝を込めて目隠しで清水の舞台から飛び降りる!?心斎橋の思い出はまさかの……長く第一線で活躍できる理由は?楽しい時間をいっしょに過ごせれば!
デビューから50年、感謝を込めて
1974年5月25日、「とびだせ初恋」でアイドル歌手としてデビューしてから半世紀。これまでの活動を振り返って「あっという間の50年というひと言です」と浅野さん。
「歌だけでがんばってきたのは11年から12年くらい」。25歳のときに俳優一本でやっていこうと決意しましたがスタートは歌手だったと回想。50年という長きにわたって第一線で活躍できた理由は、"見守り、応援してくださったファンの皆さまあってこそ"と感謝の思いを語ります。
目隠しで清水の舞台から飛び降りる!?
今回のタイトル「KANSYA」は、その名の通り、ストレートな感謝の表現。これまでも「もう歌わないのですか?」と聞かれることが多かったことを明かし、原点回帰ではなく、楽しいお祭りのようにして、感謝の気持ちを伝えられるのなら……と、このタイトルになった経緯を話しました。
「デビュー当時の曲は、目隠しして清水の舞台から飛び降りる気持ちで歌わせていただきます」と意気込みを見せる浅野さん。今回のイベントを自身がプロデュースしていることについては、「自分のことは自分が一番よく知ってますから」と話し、最大のヒット曲「セクシー・バス・ストップ」を軸に、デビュー曲や「恋はダン・ダン」など、思い出の楽曲を織り交ぜていきます。フィナーレには、ドラマから舞台、映画、連ドラと展開した「大奥」を。「私の半世紀をいっしょに楽しんでいただけるかな、と順序立てて考えてみました」と笑顔を見せます。
さらに、三宅裕司さんが手掛けた2曲の新曲も初披露されるとのこと。「1曲は楽しい昭和のアイドルっぽい曲、もう1曲は浅野ゆう子のマイ・ウェイという素晴らしい曲です」とコメント。三宅さんの舞台で久しぶりにゲストで立ったとき、「久々に歌でも歌ってみる?」と言われたことが心に響いたそうで「だったら責任を取ってもらおう」と、お願いしたところ「俺でいいの?」と快諾してもらえたと明かします。ライブで披露した後は、配信も検討されているのだそう。
心斎橋の思い出はまさかの……
公演会場となる心斎橋について聞かれ、「……ありまへんわ」と関西らしい笑いを誘う場面も。でも夜景がきれいで、日航ホテルやアメリカ村が昔からありますねと懐かしそうに語ります。続いて、大阪で食べたくなるグルメといえば、「神田川(俊郎)先生にかわいがっていただいいた」と話し、今でも必ず顔を出させていただいていますと、温かな交流を明かしてくれました。
また、地元・神戸が震災から30年を迎えることにも触れ、「92歳の母が当時被災して大変だったんです」と話し、私なりに神戸に来てほしいという発信をさせていただいたと振り返ります。そして先日、神戸の山の上から夜景を見たことを明かすと「みんなが新しい神戸という街を作って、まだまだ頑張っている人もたくさんいる、そういう姿を見ると神戸の人間として誇らしい、もっともっと何かできることがあればという気持ちになる」と話しました。
長く第一線で活躍できる理由は?
50年間、第一線で活躍する秘訣を尋ねると、自身が非常に楽天家であることを最初の理由として挙げます。10代の頃には、久世光彦さんから『見た目と年齢のギャップが埋まった時にいい仕事ができる』と。40歳の時には野際陽子さんから『あなたは一芸に秀でているから今のままでいい』と言っていただき、このような言葉をそのまま捉えてきたからと回答。でも何より「結局は好きだから続けてこられた」と話します。そして改めてトレンディドラマについては、テレビが光り輝いていた時代に楽しんでいただいた作品、これが人生の宝物となって、その出会いがあったから俳優として続けてこられたと明かしました。
楽しい時間をいっしょに過ごせれば!
最後に浅野さんは、「懐かしいねと言ってくれる方々、いい時代だったんだねと感じてもらえる若い方々、どちらにも楽しんでもらえる構成、時間を作らせてもらった」と話し、「見て踊って一緒に楽しんでいただく、楽しかったねって帰っていただける時間をご一緒させていただければ」とショーに来られる方へ向けてメッセージを伝えました。
デビュー50周年の節目を、原点回帰ではなく"楽しいお祭り"として届けたいという浅野さん。運動嫌いながらパーソナルトレーニングに励み、ボーカルトレーニングでは「ファルセットも出るようになりました」と胸を張ります。「私なりにできることを、トレーニングさせてもらってます」とも。
デビュー当時の名曲はもちろん、新たに披露する新曲なども含め、浅野さんの50年をいっしょに楽しめるこのイベント、ぜひ会場で体感してください!
YUKO ASANO 50th ANNIVERSARY SHOW『KANSYA』
≪大阪公演≫
開催日:2025年1月18日(土)14:00 開演(13:30 開場)/18:00 開演(17:30 開場)
会 場:心斎橋 PARCO14階 SPACE14
≪東京公演≫
開催日: 2025 年1月26日(日)17:00 開演(16:00 開場)
会 場:I’M A SHOW(アイマショウ)
料 金:プレミアムチケット 15,000 円(50th 特別グッズ付き)
通常チケット 11,000 円
※東京公演のみ1ドリンク代別
主催:浅野ゆう子 50th Anniversary 制作委員会
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真・文/國友 敬