猫に対する飼い主の『最悪の裏切り行為』4選 愛猫の信頼を失うかも…フォロー方法も紹介
1.暴力や暴言を働く
当然のことですが、猫に対する暴言や暴力は最悪の裏切り行為です。悪意がなくても、しつけのつもりでやっている人もいるかもしれません。怪我を負うほどではなくても「虐待」になることをしっかりと覚えておきましょう。
猫にとって、人間は自分より何倍も大きい別種の生き物です。そんな相手に叩かれたり、強い口調で怒られたりしたらどれだけ怖いことでしょうか。飼い主さんのことを信頼していたなら、なおさら「裏切られた」とショックを受けるはずです。
そもそも、猫は犬ほどの社会性がないため、しつけが効かないことがほとんど。圧をかけて問題行動をやめさそうとするのではなく、環境を変える方が効果的です。入ってほしくない部屋には鍵をかけたり、触ってほしくないものは隠すなどして、問題行動を起こせない環境を作りましょう。
2.勝手に新しい猫を迎える
猫の多頭飼いには、さまざまなメリットがあります。猫同士の相性がよければ、猫のQOLを上げることが出来るからです。しかし、どうしても仲良くできない場合もあります。
猫の相性が悪かった場合、猫は飼い主さんへの信頼を失う可能性があるでしょう。「敵を家に招き入れた」と誤解されてしまい、新入りの猫にも飼い主さんにも心を閉ざしてしまうケースもあります。新入りの猫を構い過ぎてヤキモチを焼き、大きなストレスとなってしまうこともあります。
新しい猫を迎えるときは、必ずトライアル期間を設けるようにしてください。トライアル期間とは、新しい家族を見つけるためのお試し期間のこと。先住猫との相性が悪ければ、無理をして迎えない方がいいでしょう。
相性がよくて多頭飼いを始めたときも、猫それぞれにプライベート空間や食事の場を作ってあげるようにしてください。
3.お世話をしない
猫の寿命は平均15年ほど。ときには、忙しくなって猫のお世話をすることが苦痛に感じることもあるかもしれません。だからといってお世話を怠ると、今まで築いた信頼関係が一気に壊れてしまう可能性があります。
やりがちなのは、猫のお世話の中でも大変なトイレ掃除でしょう。トイレが汚いと、猫は大変なストレスを抱えます。綺麗にしてくれない飼い主さんへ不満が募るばかりか、排泄を我慢して病気になってしまうことも…。
また、留守番の時間が急に長くなったり、遊ぶ時間が減ったりすることもよくありません。猫はマイペースな印象があるかもしれませんが、飼い主さんからの関心が減ると、孤独を感じてしまうこともあるのです。
忙しいときに猫のメンタルをフォローするには、1日10分でも構ってあげることが大切です。ちょっとでもいいので猫に時間を作ってあげることで、猫の孤独感をやわらげることが出来るでしょう。
4.無理矢理お世話をする
猫を放置することはご法度ですが、構い過ぎることが凶と出るケースがあります。よくあるものとしては、過剰なスキンシップです。一緒に遊びたいときや撫でたいときは、必ず猫のゴキゲンを伺うようにしてください。
また、ブラッシングや爪切りなどのボディケアをしたり、動物病院に連れて行くことで、信頼を失ってしまうこともあります。健康維持のために欠かせないものですが、猫には分かりません。そのため、「飼い主さんに嫌なことをされた」と傷ついてしまう可能性があるのです。
とはいえ、ボディケアや動物病院を辞めることは出来ないでしょう。そこで、日常のケアをするときは、1日1本の爪切り…など猫に負担がない範囲にします。なるべく短時間でさっと済ませることが大切です。また、動物病院に連れて行くときは、自分から出てくるまで待ってあげるようにしてください。間違っても、嘘をついてキャリーに入れたり、無理矢理確保したりしないようにしましょう。
まとめ
飼い主さんの行動次第で、愛猫との信頼関係が壊れてしまうことがあります。いつでも猫の気持ちを推し量ってあげることが大切です。うっかりNG行為をしてしまったときは、すぐに謝って愛情を伝えてあげるようにしましょう。