freeeが労務の日に「労務川柳」の入賞作品を発表 年末調整や扶養調整など、社内風景を描く
フリー(東京都品川区)は6月6日、労務業務にまつわる川柳「労務川柳」の入賞作品を発表した。6月6日の「労務の日」に合わせて行われたもので、入賞作には社内制度の変更や煩雑化が想定される年末調整に関する川柳などが並んだ。
「労務の日」とは社会保険労務士であり、南総労務管理センター(千葉県勝浦市)と南経営サポート(同)の代表・渡邉昌俊氏が制定した記念日。一年に一度、6月6日のタイミングで会社の人事・労務について見直しや検証をすることにより、よりよい労使関係を築いていこうとする狙いがある。
大賞には「もっと社員が幸せになる環境を作りたい」思いが詰まった川柳
労務川柳の大賞には「制度より 寄り添う姿勢が 離職減」が選ばれた。
作者が川柳に込めた思いとして、「社内の制度を作るだけではなく、社員を想い寄り添うことでもっと社員が幸せになる環境を作りたい」とコメント。同社の講評としては、「作者が社員の幸せを願う気持ちが伝わります。現代の企業が目指すべき理想の在り方を、シンプルながら力強く示唆しています」としている。
入賞作には以下の川柳が並んだ。
・今を大切にしま賞:12月 あっという間に 年長(調)さん子の健やかな成長に感じる時間の尊さと、毎年訪れる年末調整の慌ただしさを見事に重ね合わせています。(講評)
・そわそわするで賞:扶養異動 風の噂(うわさ)で 先に知る「結婚したんだ〜!」と社内でうれしそうに報告する社員を横目に、いつ身上変更申請が届くのか、そわそわと待つ作者の姿が浮かびました。(講評)
・読み上げたくなるで賞:シャインミス チェックリストが マイ・ジャスティス縁の下で会社を支える作者が持つ、プロとしての揺るぎない覚悟が伝わります。(講評)
同社では応募があった他の川柳についても次の通り公表している。
・マニュアルを 配布したのに 電話くる
・部下よりも 返事が早い ええ相棒(AIぼう)
・有休数 電話の前に freee見て
・ミスゼロが 当たり前だと 思われる
・いつの日も 社員の笑顔が モチベーション
同社は、今年の労務川柳は、法改正や多様な働き方への対応、社員とのコミュニケーションに日々奮闘する労務担当者のリアルで多忙な日常が鮮やかに伝わる川柳の応募が多かったとし、「このイベントを通して『あなたは一人じゃない』というメッセージとともに、明日への活力となる温かな作品をお届けできていましたら幸いです」とコメントしている。
2023年にはSNSで人事労務担当への感謝エピソードを募集
また、同社では一昨年は「#freee人事労務の日」として、人事労務業務にまつわるエピソードや人事労務業務の担当者への感謝のメッセージをTwitter(現X)で募集していた。
応募があったエピソードは以下の通り。
・労務担当より:支給日に「ありがとうございます」といってもらえると、頑張ってよかったなぁとうれしくなります。
・従業員より:5月入社ですが、入社前からの丁寧なご案内のおかげで安心して入社することができました。ありがとうございます。
・従業員より:会社に入社して初めて会う人、退職時に最後に会う人。ありがとう
同社の発表の詳細は同社公式サイトより確認できる。