「トースター」の隙間に溜まるパンくず汚れのカンタン掃除術「いつもサボってた…」「順序が大切」
トースターでパンを焼いた後に残るパンくずは、「後で掃除しよう」と思いつつも、つい忘れてしまいがち……。そのままにすると汚れが焦げついてしまうため、注意が必要なのだそうです。そこで今回は、家電に詳しい阪下千恵さんに「トースターの基本の掃除方法」を教えていただきました。
教えてくれたのは……阪下千恵さん
ハウスキーピング協会 クリンネスト1級と整理収納アドバイザー1級を保持。家事研究家。現在は、家電メーカー・電響社の商品企画部に勤務。料理研究家・家事研究家・栄養士でもあり、企業レシピ開発、雑誌、書籍、テレビ等のレシピ作成を中心に活躍中。著書は25冊以上。
トースターの基本の掃除方法「4つのステップ」
朝食時にパンを焼いた後など、トースター内に残るパンくずを掃除できていますか?
阪下さんによると、「トースターの汚れの一番の原因は、溜まったパンくずがさらに焦げて汚れが付着してしまうこと」なのだそうです。焦げつき汚れを放置すると、発火のリスクが高まることにもつながるため、日々のお掃除で常に清潔を保つことが重要です。
今回は、阪下さんに教えていただいた、トースターを簡単に掃除する4つのステップをご紹介します。
1.ハケやブラシで、すき間のパンくずを掃く
阪下さん「庫内のガラス部分と扉のすき間には、パンくずが溜まりがちです。拭くだけでは取り除きにくいので、100円ショップなどで購入できる幅の狭いハケやブラシを使って乾いた状態で掃き掃除をしましょう。もし庫内にもパンくずが落ちていたら、庫内が完全に冷えているときにハケやブラシで集めて取り除いてください。」
2.キッチンペーパーで拭く
阪下さん「私自身は、濡らして絞っても破れにくいタイプのキッチンペーパーを湿らせて絞り、扉のガラス窓を拭いてパンくずを取り除いています。外して洗えるタイプの扉もありますが、毎回洗うのは大変だと思うので、日常のお掃除として拭き掃除をするようにしましょう。」
3.くず受けトレイを洗う
阪下さん「くず受けトレイは、外して洗えるものがほとんどだと思います。毎日は難しいかもしれませんが、定期的にパンくずを捨てるようにしましょう。食器洗い用の中性洗剤を使って食器と同じように洗い、水分をしっかり拭き取ってから元に戻してください。」
4.コンセントを拭く
阪下さん「大掃除など、念入りにお掃除したいときには、日常のお掃除に加えてコンセントのホコリ汚れもチェックしましょう。キッチンのホコリ汚れは油を含んでいるため、放置すると取り除きにくくなってしまいます。私自身は気づいたときにコンセントを外し、乾いた布でサッと拭くようにしています。
取扱説明書で確認して問題がなければ、コンセントに入れる先端部分以外は、水で濡らして固く絞った布で拭いた後に乾拭きで仕上げてもよいでしょう。」
トースターの掃除でやってはいけないことは
阪下さん「トースターにはヒーターが内蔵されています。取扱説明書でOKとされている場合を除き、強力な洗剤や研磨性のある洗剤は使わないようにしましょう。洗剤を使わなくても済む汚れのうちに、拭き取る習慣をつけることをおすすめします。」
毎日のように使うトースターも、正しいお手入れの仕方で長く愛用できます。ぜひ参考にしてみてください。
shukana/webライター