国宝「山鳥毛」上越市民の鑑賞申し込み、定員の半数にとどまる 一般枠拡大し7月6日から先着販売
新潟県上越市が同市本城町の市立歴史博物館で2025年8月13〜24日に展示する国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の観覧券の市民枠の申し込みが、市の想定した定員に対し、半数程度にとどまった。市は定員に達しなかった分は市民以外も申し込める一般枠に追加し、7月6日から先着順に受け付ける。
《画像:上越市で展示される国宝「山鳥毛」》
山鳥毛は郷土の戦国武将、上杉謙信が愛用した刀で、今年の第100回謙信公祭(8月23、24日)の節目を記念し、所有する岡山県瀬戸内市から借り受けて展示する。
市は12日間で1万2000人の観覧者を想定し、5月28日〜6月13日に市民枠1800組7200人の申し込みを受け付けた。これに対し市民からの申し込みは、組数で半数程度の960組1930人だった。市によると、1組で最大4人まで申し込めるが、2人での申し込みが多かったという。市民枠は抽選を予定していたが、定員を下回ったため、応募者全員が観覧できる見込み。市は、チケットに申し込み者の名前を入れるなどの転売対策もしている。
6月27日に行われた定例会見で中川幹太市長は「初めての展示で、(申し込みが)多いか少ないかの評価は難しい」との考えを示し、「今後の一般枠は市外を含む多くの方から申し込んでいただきたい」と述べた。
一般枠は、当初の定員1200組4800人から2040組8160人に拡大し、7月6日午前10時からオンラインのみで先着販売する。上越市民を含め誰でも申し込める。料金は大人1500円、大学・高校生が1000円。代表者宛てに代金引換郵便で送付されるため、送料と手数料として別途500円が必要。
【謙信公祭】国宝「山鳥毛」特別展示について | 【公式】上越観光Navi - 歴史と自然に出会うまち、新潟県上越市公式観光情報サイト( https://joetsukankonavi.jp/news/detail.php?id=1196 )