立行司「式守伊之助」襲名を祝う 大相撲神奈川後援会が藤沢で
横浜市鶴見区出身で、綾瀬市で暮らしたこともある大相撲の立行司、43代式守伊之助氏(61・本名は森田善光氏)の襲名披露宴が20日、湘南鎌倉クリスタルホテルで開かれた。主催は支援を続けてきた大相撲神奈川後援会(最上重夫会長)。
相撲の行司は8段階に分かれており、立行司はその最上位。襲名は今年1月の初場所からで、県内出身者で初という。
当日は、150人余りが来場。あいさつに立った式守さんは「この世界に入って45年、特に神奈川での長きにわたる交流があるからこそ、今日が迎えられた」などと感謝を述べ、「まだ修行の身。さらなる高みを目指す」と決意を語った。
その後、神奈川県のマークをあしらった衣装に着替え、土俵を清める儀式「土俵祭」の所作を披露。万雷の拍手を浴びていた。