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【八王子市】(一社)kitokito 匠の技 デフ五輪彩る 木材メダルケースを製作

タウンニュース

多摩木材製のメダルケースを披露する野口代表

11月26日まで、東京都で初めて開催された聴覚障がい者のための「東京2025デフリンピック」。この表彰式で選手に授与された多摩木材製のメダルケースを、川口町の(一社)kitokito(キトキト/野口省子代表理事)が手がけた。

デフ五輪は、11月15日から26日までの12日間行われ、約70の国・地域が参加。21競技で熱い戦いが繰り広げられ、金・銀・銅、合わせて600以上の個人・団体がメダルを獲得した。

このメダルケースを製作したのが、キトキトだ。以前、同じ木材関連の事業に携わっていた野口代表や香川武生理事が、2017年に設立。行政や企業からの木材製品発注に対して、最適な仕入れ先や施工所をつなぐ「コンシェルジュ」的な役割を担っている。22年には、障害などのある人が働く就労継続支援B型事業所「WoodFactory」(川口町)を開設し、木製コースターやしおりなどの製品を受注生産する。

納期死守した1677個

デフ五輪で使用する多摩木材製メダルケースの発注を受けたのは、今年7月の中旬頃。昨年、新宿区で行われた「東京の木多摩産材利用拡大フェア」に木工製品を出展するなど、普段から法人の特色をPRする中で、デフ五輪の表彰関連事業者から声がかかり、今大会用特製デザインのメダルケースを受注生産することになった。

しかし開幕が迫る中、指定材料の多摩木材の発注や、ケースの開閉部に金属製蝶番を使わない方法の考案などが立て混み、香川理事は「間に合うか心配だった」と振り返った。

中でも大きな課題の一つだったのが、「6ミリルール」だ。海外の選手が国に帰る際、国によっては病害虫の侵入防止の観点などから木製品の持ち込みに制限があると聞いた野口代表。「使用木材の厚さが6ミリ以下なら大丈夫」と聞き、ケース造りで厚みが必要な箇所は、幅6ミリの木材を2枚重ねて接着することで厚みを出すなど手間をかけて対応した。

デザイン決定後、製造は複数の事業所で分業された。WoodFactoryでは、完成したメダルケースを丁寧に化粧箱に梱包する作業を担当し、10月下旬までに1677個の納品を達成した。野口代表は、「海外に持ち出すことを考慮する規模の案件は初めてで非常に大変であったが、納品に間に合った時はホッとした」と、当時の多忙さを語った。

今は「(メダルケースを)手にした選手の反応が気になる。どうしてもメダルの方が注目されやすいが、ケースの方ももっと注目してもらえたら」と想いを述べた。

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