パンの香りで笑顔晴々! 山口市「晴香 自然パン工房」
今回は、創業20年、いまも多くの方に愛され続ける山口市のパン工房をご紹介します。
人気の秘密は、豊かな自然と本場仕込みの製法にありました。
晴れやかな笑顔とパンの香ばしい香りで、今日も食卓を明るく彩りましょう!
【写真はこちら】愛され続けて20年!「晴香 自然パン工房」の店内
山口市の風土にあったパンづくり
山口市大内、閑静な住宅街の一角に「晴香 自然パン工房」(山口県山口市大内長野1488)はお店を構えます。
オーナーは湯原 晴彦さん・政子さん。20年前、ご夫婦の趣味でもあった食べ歩きがきっかけで晴彦さんは飲食業経営を決意。
「パンの製造に関する知識はなかった」という晴彦さん。脱サラ後はあらゆるパンづくり体験会にも積極的に参加し、試行錯誤を重ねて技術を磨かれました。
一方、政子さんは女性起業家セミナーなどで経営学を修得。お店の切り盛りだけでなく商品メニューのアイデア出しも担当されているそうです。
そんなご夫婦が営む「晴香 自然パン工房」は、地元・山口市の風土にあわせた製法が持ち味!
「山口市の特徴といえば、豊かな自然もありながら一定のインフラも整備されているところ。できることは全部自分たちで、より良いものは外から積極的に取り入れて」
その言葉どおり、惣菜パンやサンドイッチに使われる野菜類はすべて農薬にたよらない自家栽培!だからこそ素材を惜しむことなく、ボリューミーに仕上げられます。
パン生地は新鮮で香り高い福岡県産小麦やドイツ産小麦などを使用しています。
海外の食文化も実体験!
ご夫婦の食べ歩きは国内だけにとどまりません。フットワーク軽快に、なんとイタリアやフランスにドイツまで!
といっても、本当の目的は海外の食文化を学ぶためだったのだそう。
ハード系の定番・フランスパンやダイエット効果も期待できるライ麦パンは、日本でも高い人気を誇ります。
それらが、現地ではどんな製法でどうやって食されているのか?パンが主食として食卓に並ぶ国々をその足で訪れ、その身で学び、実際のパンづくりで活かされるのです。
ブロッケン・ブロート~お試しスライス~(240円)
「海外の食文化から、日本の主食になれる”美味しい食事パンづくり”を学びたい。もちろん、食べ歩きに飲み歩きもしながら(笑)」
ご夫婦の実体験をもとにつくられた「晴香 自然パン工房」の食事パン。本場の味わいをぜひお楽しみください!
イートインも魅力的!
店内ではイートインもOK。ゆったりとくつろぎながら美味しいパンを味わえます。
“イートインのできるパン工房”は政子さんの長年の夢だったそうで、販売スペースを拡大するタイミングにあわせ、カウンターテーブルを新設したそうです。
「カウンター越しにお客さんと話をしながら過ごすのが憧れだった。これから先も細く長く、のんびりとお店をやっていきたい」と、政子さんは語ります。
土日・月曜日は、採れたての野菜でつくられるサラダやスープがセットになったブランチを提供中。
さらに15時からの3時間限定、グラスワインとの組み合わせも楽しめる「明るいうちBar」も開催されています!
のどかな風景を観賞しながらのウォーキング、寄り道にはパンをおつまみにワインで一杯…。なんとも贅沢な瞬間です!
こだわりは”自分たちが美味しいと思うこと”
店内にはハード系パンを中心に、惣菜パンや菓子パンなどの魅力的なメニューもズラリと並んでいます。
小さなお子さまに大人気!見た目もユニークな「ニョロ・ニョロ」はオープン当時から姿変わらず、今も現役です!
ニョロ・ニョロ(260円)
ほかにもパンによく合うジャムなども取り揃えられています。
「味覚は十人十色。時代の流れにとらわれず、自分たちが美味しいと思うものだけをつくる。美味しいと思ったものを丹念に作り上げて、あとは受け取り手であるお客さんにお任せする」と、ご夫婦の力強いこだわりが聞けました。
「お店の評価は一切見ない」という潔さ…、にも関わらず高評価な口コミばかりなのが面白いところですね!
取材日には筆者も大好きなバゲットを購入しました。
バゲッド・ルヴァン(390円)
フランスパンとコーヒーの深い香りで迎える朝のひととき…、優雅な気分になれるのは筆者だけでしょうか?
今日も笑顔晴々!「晴香 自然パン工房」の食事パンで、皆さんも素敵な一日をお過ごしください!