他県民の知らない「長野の方言」ランキング【学校編】
今回はウェブアンケートにて総勢8,996名に調査した<他県民の知らない「長野の方言」ランキング【学校編】>を発表します。同じ長野県内でも地域や年代によっては言い方が違うということもありますが、気になる方はさっそくランキングをチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【他県民の知らない「長野の方言」ランキング【学校編】】
第1位 円揚げ(ニジマスの揚げ物※給食のメニュー)(1,325票)
第2位 ビタちく(ビタミンちくわの略で、ビタミンが豊富なちくわ※給食のメニュー)(783票)
第3位 ○○君は登校が早くてずくあるねぇ(ずく=根性、やる気)(750票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)8,996名/調査日:2025年3月11日
子どもにも大人気のメニュー!1位は「円揚げ」!
<投票者のコメント>
「ニジマス⇒円?全く想像出来ない」
「円揚げって初めて聞いた言葉です。ニジマスを揚げる料理とかあるのですね~!へぇー」
「これは地元の人しかわからないメニューだと思います」
「円揚げ(つぶらあげ)」は長野県の給食のメニューでも出てくる「ニジマスを背開きにしてまるごと揚げた、甘辛い味付けの揚げ物」のこと。新鮮なニジマスを油で揚げることで、頭と尾が丸まって「円」の形になります。骨はパリパリ、身は川魚特有の臭みもなくふっくら。頭から尾まで骨ごと食べられるから、カルシウムもたっぷり摂れます。栄養が摂れるだけでなくおいしいのが最高ですね!
見た目は普通でも栄養たっぷり!2位は「ビタちく」!
<投票者のコメント>
「初めて聞いた。見たこともないし。けど食べてみたい!」
「何デスカ?そのちくわ?見てみたい!」
「長野で能登のスギヨのビタミンちくわが人気なのは、石川県民にも知られている…」
長野県の給食に出てくる「ビタちく」は「ビタミンちくわ」の略。その名の通りビタミンAとビタミンEが入っています。実は製造は石川県能登の株式会社スギヨで、海がない長野県では魚が原料のちくわは重宝され、ソウルフードと呼ばれるほどになりました。給食だけでなく普段の食事でカレーや天ぷらなどはもちろん、雑煮、おせちにも使われています!
“軸”が語源との説もあり!3位は「○○君は登校が早くてずくあるねぇ」!
<投票者のコメント>
「ずく?」
「『ずく』は『ずるく』に思えて、勘違いしそう」
「これはわからない方言」
「ずく」は長野県の方言で「根性」や「やる気」のこと。「○○君は登校が早くてずくあるねぇ(やる気あるねぇ)」や「ずくだせ!(元気出せ!)」「ずくがないなぁ(根気がないなぁ)」といった使い方をします。「力を尽くす」などの「尽く」が語源という説も。長野県の方々の、一所懸命なことを尊ぶ気持ちが方言にも表れているように感じますね!