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井上尚弥に敗れたフルトンがフェザー級で世界挑戦、前回勝利のフィゲロアと再戦も今回は不利?

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カルロス・カストロに左を伸ばすスティーブン・フルトン,Ⓒゲッティイメージズ

2025年2月にWBCフェザー級王座挑戦

プロボクシングの元世界スーパーバンタム級王者で現WBCフェザー級2位のスティーブン・フルトン(30=アメリカ)が、2025年2月1日にアメリカ・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで同級世界王者ブランドン・フィゲロア(27=アメリカ)に挑む。

WBOスーパーバンタム級王者時代、WBC王者だったフィゲロアに2-0の判定勝利をものにして2団体統一した2021年11月以来の再戦。フルトンが勝てば2階級制覇となる。

フィゲロアはスピードのあるスイッチヒッター。フルトンとの初戦もアグレッシブに攻め込み、フルトンの老獪なテクニックにかわされたものの、判定に異議を唱える声もあった。

その後、減量苦からフェザー級に上げ、WBC暫定王座を獲得。正規王者レイ・バルガス(メキシコ)がケガのため休養王者となったことに伴い、フィゲロアが正規王者に格上げされた。

戦績は25勝(19KO)1敗1分け。身長175センチ、リーチ184センチと体格はフルトンより大きい。前回の雪辱に燃えているためモチベーションも高いだろう。

再起戦でダウン喫したフルトン

一方のフルトンは2023年7月に井上尚弥(大橋)に8回TKO負けでタイトルを失い、フェザー級に転向。2024年9月の再起戦でカルロス・カストロ(アメリカ)の右ストレートを浴びてダウンを喫しながらも2-1で10回判定勝ちした。

フィゲロアはそのカストロと2022年7月に対戦して6回TKO勝ちしている。ボクシングに三段論法は成り立たないとはいえ、フルトンが井上戦以降、精彩を欠いている現状もあって今回は不利と予想する声も少なくない。

12月24日に東京・有明アリーナでサム・グッドマン(オーストラリア)を迎えて世界スーパーバンタム級王座の防衛戦を行う井上尚弥も、近い将来の転級を視野に入れているフェザー級戦線の動向は気になるだろう。

22勝(8KO)1敗のフルトンにとっては、勝てば王者として井上尚弥のフェザー級転向を待ち受けることができるが、負ければフェザー級トップ戦線から後退することになる正念場の24戦目となる。

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記事:SPAIA編集部

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