<ウザ絡みさんの心理>持ち物を逐一チェックして、嫌味を連発。他人をけなさないと生きていけないの?
世のなかには嫌味な人がいるようです。一緒にいると気分が悪くなるので極力避けたいところですが、状況がそれを許さない場合もあります。そうしたとき、みなさんはどんなふうに対応していますか? ”ウザ絡み”してきては嫌味ばかり言う人についての相談が、ママスタコミュニティにありました。被害者である投稿者さんは疲れ切っているようですが、ほぼ毎日顔を合わせなくてはいけない相手だといいます。
すべてを否定してくる、疎遠にしたくてもできない相手
『私の持ち物をチェックして、ことごとく嫌味を言ってくる人がいます。新しい物を持っていれば「どこの?」と確認して、スマホで値段まで調べます。最近また私の持ち物を凝視していたので、明日あたり嫌味を言ってくるかも。本当に疲れます』
投稿者さんのお財布を、わざわざブランドや色を限定して「あのブランドのあの色の財布、嫌いなんだよね」と言い放つ。まつげパーマをかけて行くと「まつげパーマした? すぐ取れちゃうのに」と、ほかの人と一緒に嘲笑。投稿者さんのバッグを見て「私はバッグにお金かける気はないわ。そんなの、いらなくない?」。投稿者さんにまつわるありとあらゆることが気に入らないのか、すべてに文句をつけてくるそうです。 「好みはそれぞれだから別にいいけど、それを『嫌い』という必要がある? なぜそんなことをいうのでしょう?」と、投稿者さんは首を傾げます。
『うちの姉がそんな感じ。私が買った物の色を「◯色なんて、おかしい」とか、否定する会話しかできない』
集まったコメントに少なくなかったのが「そういう人って、いるよね!」という声。「ママ友がそんな感じだった」「いるいる、うちの姑」など、世のなかには人をけなさないと気が済まないタイプがいるようです。では、そうしたタイプと周囲の関係性はどうかというと、「疎遠にした」「会わずに済むようになったときにホッとして、大っ嫌いだったんだなと実感」といった報告が並びました。当然ながら、嫌われます。周囲にも同じことをしていればみんなから嫌われるでしょうが、投稿者さんの場合は「ほかの人と一緒に嘲笑していた」そうですから、誰かれ構わず嫌味を連発しているわけではなさそうです。嫌味を言うのは投稿者さんに限ってのよう。それって、一種のいじめではないでしょうか。
見下している?それとも逆?
「なぜそんなことを言うの?」という投稿者さんの問いに対しても、さまざまな見解がありました。
『他人の持ち物をあれこれ言うなんて、下品だよね』
まず推測できるのは、これです。わざわざ当人を前に持ち物の値段を調べるのは、品のない人間のすること。お里が知れてしまいます。
『暇なんだね。忙しいなら他人にかまっている時間はない』
これもたしかでしょう。仲がいいわけでもない他人を逐一チェックするなど、よほどの暇がなければできません。同じ職場の人であれば、そんな暇があるなら仕事をしてほしいところです。
『投稿者さんを見下している。なのに目に見える情報で自分より上と感じることが多くて、イラついている』
散見したのが「見下している」という見解でしたが、果たしてそうでしょうか。言動自体はたしかに「自分が上で、あなたが下」とアピールするものですが、本当に自分より下に思っているならハナから相手にしないのでは? かまう時間さえ惜しく感じてしまいそうです。
『投稿者さんがうらやましくて、嫉妬しているのだと思う。自分の心が満たされていないから嫌味を言って、せめて優位に立とうとしている』
これが正解かもしれません。投稿者さんがうらやましくてうらやましくて、仕方がないのでしょう。「満たされていない」というのも、頷けます。だから勝手に対抗心を燃やして突っかかってくるのだと想像できます。こうした推測からわかるのは、相手が”お気の毒な人”ということです。
嫌味な人にどう対応する?効果的な撃退法は
似たようなタイプが周りにいたという方が、どうやって撃退したのかも教えてくれました。
『「言うと思った! 私のやること、持ち物まで全否定だもんね(笑)!」と言ったことがある。疎遠になったけど、スッキリした』
投稿者さんも毎日同じことを考えているそうですが、状況が許さず言えないのだとか。ほかに「距離を置く」「スルーする」という意見も多くありましたが、それもなかなか難しいのだと思われます。
『避けられない相手なら、私は仲よくなる。褒めておくといいよ』
適当にいなすのが、現実的には一番できそうな対応です。「私、嫌い」と言われたら「悲しい! ◯◯さん、センスがいいから何がおすすめか教えてよ」など、とにかくヨイショしておけばいいというアドバイスです。プライドが高そうな人ですから、褒め作戦は効果がありそうですね。「本当は誰かに認めてほしいタイプだと思うので、私なら尊敬しているフリをします」という声もありました。
『そこまでされると面白いよね。私なら「いつも私の持ち物に丁寧な感想をひとつひとつくれるよね。誰も私なんて気にしていないのに、◯◯さんだけだよ。いつもよく見てくれて、ありがと!」とか、半笑いで言っちゃう』
実は投稿者さんも、内心ではときどき笑ってしまっているのだとか。心のなかでは笑いながらも、ヨイショする。投稿者さんが持ち物だけでなく、言動でも1枚も2枚も上手になるというわけです。また投稿者さんに対して「いつも幸せそうにしていてね。それが相手への仕返しだよ」とアドバイスする声もありました。暴言を吐かれてもニコニコしていれば、相手も「いじめ甲斐がない」と気づくかもしれません。相手の言動を笑えるようなら、現時点ですでに投稿者さんのほうがずっと”上”です。それでもストレスが溜まるなら、言われた嫌味や言動を書き留めてみてはどうでしょう? 同じ土俵に立つのではなく、観察対象と考えれば少しは気持ちも収まりそうですよ。