美しい音色が聞こえてきそう!針金だけで楽器を表現するワイヤーアート作家
針金から作られた、小さなホルン。wire art-f.k-さんが手がけたワイヤーアート作品です。
並んで置かれたペンチからもわかるよう、ミニホルンのサイズ感は4センチ前後といったところ。これだけ小さいのに、ホルンの中央にあるクネクネした部分なども再現されており、いまにも美しい音色が聞こえてきそうです。
wire art-f.k-さんはホルンの他、これまでトランペットやサックス、チンパンジーやゴリラなど、楽器から動物まで様々なワイヤーアートをSNSにて発表してきました。今回のミニホルンもその中の一つです。
wire art-f.k-さんがワイヤーアートを始めたのは、学生時代の学園祭がきっかけでした。
当時所属していた美術部にて、学園祭の催し物としてウクレレのワイヤーアートを作って販売したとのこと。その時、自分が作ったものを他人が評価して購入してくれることに強く感動を覚えたそうです。
後にウクレレだけでなく、その他の楽器や、動物なども手がけるようになり、現在へと繋がっています。
今回の投稿では小さいホルンを紹介していますが、他の投稿を見てみると実物大の作品も投稿されています。デ、デカい……。これを針金だけで作ったの!?
「実物サイズの楽器を作るのは大変でした」と振り返るwire art-f.k-さん。元々ずっと美術部だったので楽器を演奏することがなく、触った経験もあまりなかったのだとか。そのため自宅にもモチーフとなる楽器がなく、知り合いに見せてもらってサイズを調べたりしながら作ったとのこと。
さらにワイヤーアート作品は小さいものも大きいものも「線」で表現しなければならないので、ライン選びにもこだわったと語ります。
今後は実物サイズでユーフォニアムやクラリネットなども作り、オーケストラや吹奏楽の楽器を実物サイズで揃えるのが目標。いつかは個展なども開いてみたいと語っていました。
いつか大きな会場で交響楽団の人たちが、wire art-f.k-さんのワイヤーアート作品を持っている光景を見てみたいですね。
<記事化協力>
wire art-f.k-さん(@wireartfk1)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024102807.html