初めての「ボートヤエン釣り」でアオリイカ4杯【三重・南伊勢】3kg超えバラしに涙
4月末に三重県南伊勢のレンタルボート屋を利用してボートヤエンに初挑戦をしてみることにした。
ボートでヤエン釣りに挑戦
レンタルするボートは要免許ボートで一番小さいので12000円、そこにアジ代15匹を含めると15000円とかなりの費用。しかし、レンタルボート屋の釣果情報を見るとかなりの数がヤエンで釣れているので費用対効果は高そうだ。
ボートヤエン釣り
イメージはカセでやるヤエン釣りだと思ってもらってかまわない。そこに自由に移動ができるメリットが加わる。
沖磯周りで待望のアオリ1杯目
出航の許可が出たのでエンジンをかけ操船開始をし、5分ほどいったところにある沖磯周りにアンカーを下ろし釣りを開始した。
1時間近く粘ったが、なかなかアタリが出ず移動するか考えたが、アオリがいそうなポイントを知らないのでまだ粘ることにした。
2時間経って待望のアタリが。しかし、竿から伝わる感触はそんなに大きいイカではない。何度か寄せの動作をして自作ヤエンを投入。ヤエンが到達したのを確認をして、アワセを入れ針掛かり。無事ボウズは逃れ1杯目を確保した。
地磯周りで1kg級を追加
その後も沖磯周りを粘ったがアタリがないので移動してみることにした。ただ、アオリのポイントは知らないし、受付の時にポイントを聞き忘れてしまった。岸の地磯周りを攻めれば釣れるだろうと思い、岸に向かって船を走らせた。
岸の近くに寄ったはいいが、底が見えて岩礁地帯になっていて浅い。アンカーを落とすと3mぐらいだろうか。浅すぎる気もするが、ダメもとでアジを泳がしてみることにしたが反応はない。直感でここはダメだと思い、今度は対岸まで行ってみることにした。
対岸に到着し、アンカーを下ろしてみるとそこそこの水深があるようだ。そして雰囲気もいい。アジを泳がすとすぐにアタリ。重さは1キロぐらいで、寄せの動作を繰り返したあとヤエンを投入して、無事に2杯目を確保した。ただ、ギャフをかけた時にアオリの逆襲で墨を噴射され船内と私が墨だらけになってしまった…。
ビッグヒット到来
私が墨まみれなのは構わないが、船内が墨だらけはまずい。新しいアジを投入した後、船内の清掃を開始したがすぐにアタリがあった。竿を持つと伝わってくる重みがズッシリとしているが、筆者は船内の掃除に思考を持ってかれて、アジの大きさがどれぐらいだったか覚えがなく焦りを感じた。伝わってくる重みが明らかに2キロを軽く超えているからだ。
時間をかけると普通のサイズのアジなら完食されてしまう恐れがある。すぐにヤエンを入れればいいのだが、なぜかここで筆者は寄せることを選択した。しかも、座ったままなので寄せの動作がやりづらい。立てばいいのだが、筆者はバランス感覚が悪いので揺れる船で立って竿を操作するのは難しい。
想定3kg超えをバラし
ぎこちない寄せのせいなのか、やたらアオリが走ってしまいしっかり寄せらない。時間の猶予がなさそうなのでヤエンを投入して、引き続き寄せを繰り返したがいきなりフッと軽くなってしまった。仕掛けを回収すると戻ってきたのは、尻尾だけのアジだった。無念の完食バラしをしてしまった。ひょっとすると3kgをオーバーしていたかもしれない。
当たるも連続バラし
次のアジを投入するとまたすぐアタリ、ヤエン師にとっては楽園な状況だ。先ほどに比べると軽いが、なかなかの重みで今度はヤエンをすぐに投入することにした。
ヤエンが到達するとアオリが嫌がって走る。ラインを送ると止まらず走り続けたので向こうアワセで掛かったようだ。
何度かジェット噴射があった後、急に軽くなってしまった。仕掛けを回収すると、アオリの粘液みたいな物が付いている状況だ。身切れを起こしたのかはわからないがバラしてしまった。
その後もアタリはあるのだが同じようなバラしを5回ぐらい繰り返し、いつもならやらないミスが続いてしまった。座ったままという不慣れな状況が原因なのか、スランプに陥ってバラしが続いてるのかわからないが、いつもなら確実に獲れる状況でのバラしは精神的ダメージが蓄積する。
最終釣果
やり方を変えて、ヤエン投入後もアオリが走ったらラインを繰り返し送るようにすると、その後はバラすことなくキャッチできた。超大型をバラしたことにより、なんだか不完全燃焼な気持ちだが結果は4杯の最高1.32kgだった。
ボートで移動し、アオリの群れを見つければ入れ食いならぬ入れアタリな状況になるので、ヤエン師の方は一度ボートヤエンに挑戦してみてはいかがだろうか。
<ナカイカ/TSURINEWSライター>