鉄道の歴史伝えたい 海老名市の歯科医
海老名市中央のベル歯科医院に、このほど市内在住の患者から鉄道切符のコレクションが寄贈された。
同院の鈴木彰院長(64)は模型や撮影などもたしなむ鉄道ファン。院内には小田急線の路線図や車両につけるヘッドマークなどを展示、地方のローカル鉄道の写真コンクールを主催するなど、患者の間でもその熱意が知られていた。
寄贈された切符は100枚ほどあり、昭和30年代にさかのぼる古いもの。厚みがあり各駅の改札で入れたハサミの形も様々で、金額が10円、20円の近距離から小田急線のロマンスカー「きんとき号」の特急券、新幹線ができる前の東京〜大阪間の特急「富士」なども。鈴木院長は「切符ごとに解説を添えて歴史を紹介したい。来院した人と共通の趣味で語り合えたら」と話している。