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名張警察署だより 薬物乱用防止

伊賀タウン情報YOU

名張署庁舎=名張市蔵持町芝出

刑事課長 舩木良彦

 平素から警察活動に対するご理解、ご協力をいただいておりますことに対して、この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。

薬物情勢

 県内の薬物事犯情勢については、薬物事犯全体の検挙人員は93人(前年比1人増)となっており、2024年中の覚醒剤事犯検挙人員が62人(同1人減)、大麻事犯検挙人員が25人(同4人減)となっています。

 また、本年は3月末現在、覚醒剤が18人(前年同期比7人増)、大麻が7人(同1人増)で、人員が増加傾向にあります。

 昨年検挙した薬物事犯の特徴として、覚醒剤事犯では40代以上が全体の過半数を占める一方、大麻事犯は30代以下の検挙が全体の9割以上を占め、若年層に乱用が広がっている実態です。

大麻事犯における動機など

 全国的に増加傾向にある大麻事犯について、昨年中全国で検挙された被疑者から動機や初めて使用した年齢などの情報をとりまとめたところ、初めて使用した年齢が20歳未満、20代と回答した者が全体の約8割以上を占めることが分かりました。

 大麻を使用した動機として多い順から、「好奇心」「興味本位」「その場の雰囲気」といった回答が各年齢層の5割以上を占め、その入手先については、「SNSなどのインターネット経由で入手した者」が全体の4割以上を占め、インターネット以外の入手方法としては、「友人・知人が関与しているケース」が約6割を占めることなどから、大麻の入手が容易になっていることがうかがえます。

 更に、大麻に対する危険(有害)性の認識は、「全くない」「あまりない」と答えた割合が約7割であり、有害性を軽視する傾向があります。

 また、乱用者が感じる大麻の魅力は、多い順から「精神的身体的効果」「かっこいい」「おしゃれ」といった理由が全体の6割以上を占めており、SNSの普及が若年層における大麻乱用の一因となっている状況がうかがえ、大麻の乱用を入り口に、今後更なる規制薬物の乱用が危惧されております。

お願い

 違法薬物への入り口は簡単に開きます。大麻は、ゲートウェイドラッグと呼ばれ、薬物依存へ向かう入り口です。

 「外国では認められている」などの誤った認識から興味本位に違法薬物に手を出してしまうと、自身はおろか、大切な家族や友人までも心身ともに傷つけてしまいます。

 一度手を染めてしまうと抜け出すことは容易ではありません。甘い誘惑や誤った認識に惑わされることなく、大麻を含む違法薬物には絶対に関わらないよう、重ねてお願いいたします。

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