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RIZZ『baddies』インタビュー――デビュー1周年を迎えた大阪発Z世代の"カリスマ"ガールズグループ!

encore

──最初に10月11日に開催された『RIZZ 1st Anniversary ONEMAN LIVE 「CHARIZZMA」』を終えた感想から聞かせてください。

MARINA「RIZZ史上最大規模の梅田Shangri-laという会場でやらせていただいたんですけど、無事にワンマンライブを終えることができて何より嬉しいです。デビューしてから1年間応援してくださったCHAMA(RIZZのファンネーム)の皆さんや支えてくださった周りの皆さんに感謝を伝えられたライブになったと思います」

YUMEKA「ライブタイトルの「CHARIZZMA(カリスマ)」は、“CHAMAとRIZZで一緒に楽しい空間を作る”という意味を込めたタイトルでした。そのタイトル通り、CHAMAとRIZZで楽しい空間を作れたライブになったと思います」

SAYA「1年前にデビューライブをした会場は梅田Shangri-laの半分くらいのキャパでした。まだデビューしたばかりで、ファンの方もあまりいなかったんですけど、1年経って、倍以上のキャパの会場になって…。ステージに立つまで、どれだけの人が入ってくださっているか分からない状態だったので、“本当に会場が埋まっているのかな?”と不安だったんです。すごくドッキドキしていたんですけど、いざステージに出ると、すごくたくさんの人がいて。しかも、みんな、グループカラーの紫のペンライトを振ってくれていました。とても安心しましたし、幸せな空間を作れたことがすごく嬉しかったです」

SUZU「1周年記念のライブで初披露させていただく曲が2曲ありました。1年前のRIZZはカッコいい系の曲が多かったんですけど、新しいバラード曲だったり、少しポップな可愛い曲だったりが増えていって。いろんなRIZZを見ていただけた1年になったと思います」

RAN「私はリーダーとして、私たち、RIZZのグループとしての成長、メンバー一人一人の成長をお見せできたと思います。メンバーそれぞれの努力も見えましたし、CHAMAのみんなとも一緒に成長できた1年かな?って思います」

──RANさんから、“メンバーの成長を感じた”とありましたが、メンバー紹介を兼ねて、1人ずつどんなところが成長したかを教えてください。

RAN「はい!MARINAはメインボーカルで、メンバーみんなのボーカル面を支えてくれたり、1人1人のアドバイスもしてくれたり、私たちが成長できるようにサポートしてくれています。あと、MCもいつもまとめてくれるので、とても助かっています!」

MARINA「とんでもないです…」

SUZU「謙虚!」

RAN「(笑)。YUMEKAは率先して物事をやってくれるし、リーダーよりもしっかりしています。SAYAは一番末っ子なんですけど、こう見えていちばん気遣いがあるんですよ。みんなのことをしっかり見ているので、ちょっとした変化に気づいたり、察してくれたりします。そういう面でも“成長しているな”と思います。SUZUは私の妹です」

──実の姉妹ですよね?

RAN「はい。小さい頃から見ているんですけど、私よりもどっちかというとお姉さん?」

SUZU「いや、もっとあるでしょ!」

RAN「あははは。妹からお姉さんを超えて、お母さんのような存在? みんなに愛を与えてくれる、そんな温かい心を持った子に成長しています。逆に私はどうですか?」

──(笑)そうですね。メンバーから見てRANさんはどんなリーダーですか?

RAN「いっぱいちょうだい!」

MARINA「私は“RANちゃんがリーダーでよかったな”と思う瞬間がたくさんあります。その中でも特に、ずば抜けてポジティブなんです。どんなに落ち込むような状況があったとしても、RANちゃんだけはいつもポジティブな言葉をかけてくれます。立ち直れるきっかけをいつも与えてくれるので、すごくありがたいです」

YUMEKA「確かに弱音は吐いているのを聞いたことが無いです。私が落ちている時も、“落ちてる時間、無駄だよ”って何回も言われました」

──カッコいい!

SAYAKA「(笑)。RANちゃんはMCでRIZZの中ではボケ担当なんですけど、すごく面白いんですよ。今、ネタを1つ、お願いします」

RAN「“イチ、ニー、サ〜ン!”って感じですね」

MARINA「体操ね(笑)」

YUMEKA「文面じゃ伝わらないでしょ!」

SAYA「こういうところが素敵です!」

SUZU「(笑)。まじめなことをいうと、RIZZのライブで披露するダンスの振り付けをYUMEKAと一緒に作ってくれていますし、いろんな面で引っ張ってくれています」

──ありがとうございます。

SUZU

──先ほども少しありましたがデビューからの1年間はどんな日々でしたか? 特に印象に残ってる出来事はありますか?

SUZU「ライブのリハーサルなどで、練習していく中で思うようにできなかったこともたくさんありました。でも、ステージに立って、いざパフォーマンスすると練習のときとはまったく変わりますし、それはメンバーも同じで。それはきっと、目の前にお客さんがいるからだと思いますし、お客さんのことを一番に想えている時間がすごく印象的で楽しいです」

SAYA

SAYA「1年、ほぼ毎日、このメンバーと会って、練習していて…。だから、たまにぶつかることもあるんですけど、最終的に笑いに収まるというか」

──それ、どういう状況ですか?

SAYA「例えば、“この振り付け、どっちが正解?”となって、ぶつかって…その後、みんなで動画を見て確認するんですけど、そこで、怒るのではなくて、“そっちやったやーん!”って笑い合うんです。普段から関西色で染まっているのが楽しいです。あと、私は、自分がRIZZとして活動するという未来を全く想像していなかったんですけど、こうして今、このメンバーと一緒にステージに立って、歌って踊って、一緒に夢に向かっているのは、“誰よりも青春している!“と思います」

YUMEKA

YUMEKA「楽しいことだけではなくて、大変なこともたくさんあって。例えば、路上ライブではなかなか立ち止まってもらえなかったりもしましたし、新規の方に手売りチケットを買ってもらうのも難しかったりもしました。でも、暑い日でも寒い日でも、どんな時でも毎回駆けつけてくださるファンの方もいたんです。ライブのステージに立って、パフォーマンスしているのも当たり前じゃない。そう感じた1年でしたし、改めて、周りの方に感謝を感じた1年だったと思います」

MARINA

MARINA「この1年は初めてやることがほんとうにたくさんありましたし、貴重な経験もたくさんさせてもらって。それこそさっきSAYAが言っていたようにぶつかったこともあって。どれも印象的すぎて、いい意味で、目まぐるしい1年だったんですけど、今、何が印象的だったかな?って思い返した時に、デビューする前のことを思い出しました。私だけ関東出身のメンバーで。最初の2ヶ月くらいは東京から毎週、夜行バスで通っていたんです。最初はその環境に馴染むのも大変でしたし、住んだこともない土地でほんとうにやっていけるかな?という不安もありました。メンバーとも私だけ会っている時間が少なかったんですけど、それでも温かく迎え入れてくれて、優しく接してくれたメンバー…ほんとうにこの5人でよかったと思います」

RAN

RAN「私はもともとダンスはやっていたんですけど、歌うことには触れたことがなくて。しかも、 RIZZではラップを担当していて。ラップってすごく難しいんですけど、ラップを始めたこの1年で、“カッコいい!”と言っていただけることが増えたのも嬉しいですし、いつも教えてくださっている先生方やダンス練習でもっと成長できるようにアドバイスをくれるみんなと一緒にいることで、“自分も成長できているんだな“っていうことが一番です印象に残っています!」

──そして、待望の1st Mini Album『baddies』がリリースされました。全6曲、メンバーそれぞれのお気に入り曲を教えていただけますか?

YUMEKA「私は「Text Me」が大好きです!」

メンバー「出たー! いつもそれ言う!」

YUMEKA「ほんとうに好きなんです。何が好きって、まず、曲の雰囲気も好きなんですけど、歌詞がすごく好きで。自分のパートなんですけど、<その目線がこっちに向くように/赤い絵文字で装飾するsweet text>という歌詞がお気に入りです。いつも“いい歌詞だなぁ”って思いながら歌っています。なんだか、可愛いんですよね、この主人公の女の子。とても可愛いので、主人公になりきって歌っていますし、歌詞に注目して聴いてほしいです」

──この主人公は、片思いですか?

YUMEKA「片思いかどうかもまだわからない恋愛ソングです。好きな人がいて、その恋に夢中になっています。この歌詞の段階ではまだ駆け引きしているところですけど、“ほんとうに好きなんだな“というのが伝わってくる歌詞だなと思います」

SAYA「私は2ndシングル「BUSY」です。私は歌もRAPもするんですけど、「Rising」で初めてラップをやって、「BUSY」では初めての高速ラップに挑戦しました。最初に音源をいただいた時に、“ここが自分のパート…ヤバいかも。どうしよう?”となったんですけど、レコーディングでやってみる、意外と、“あ、歌えるやん”となって。RANちゃんにも褒めてもらいましたし、私にとっては“嬉しい”が詰まった曲になっています。しかも、この曲は“BUSY”…“忙しい”んですけど、私はよく走る時があって。“ヤバい! 練習の時間に間に合うかな?”というときに、この曲を聴いたら、ほんとうに走れるんですよ」

──<こっからまだまだペースアップ>と言っていますし。

SAYA「そうです! そういうところも好きです!」

RAN「私は「RIZZ UP」が大好きです。RIZZって、ガツガツ系のガールズヒップホップな曲が多いんですけど、この曲は、少し爽やかで可愛らしい女の子をイメージできるんです。爽やかな感じのメロディーも好きなので、私は毎朝、聴いています。歌詞は主人公の女の子のピュアな気持ちが描かれていて、青春な感じがして…懐かしい気持ちにもなります」

──この曲の主人公はどんな女の子ですか?

RAN「お花畑でルンルンしています(笑)。途中で、ちゃぽんっていう音が入るんですけど、そこも好きです。シャボン玉を吹いている女の子のイメージです」

──間奏の<You ready, okay>を担当しているのは?

RAN「SUZUちゃんです。普段は見れないRIZZの可愛いポイントがここにギュッと詰められているので、ぜひ聴いてほしい曲です」

──そんなSUZUさんのお気に入り曲は?

SUZU「私は「RTA」です。デビューシングルでもありますし、オーディションの課題曲だったので、一番思い入れがあります。しかも、後半にかけてどんどんファンの方と踊れるような展開になっていて。クールな感じから可愛い感じの曲になっていくので、最後まで楽しめるという意味でもすごく好きな曲です」

──MARINAさんには、「Rising」と「Flip That」が残っていますよ。

MARINA「どちらの曲も好きなんですよ…。「Rising」はデモ音源いただいた時から、とても大好きで、今でも大好きな曲です。聴いていると強気になれるんですよ。特に私が歌っているパートの<憧れたもの通り越して/スポットライトすべて独り占め>という歌詞が大好きです。ステージでパフォーマンスしている時も、独断場のような気持ちになれますし、すごく自信を持てる曲だと思います。「Flip That」もまた大好きな新曲です。今までもカッコいい曲はたくさんありましたけど、これまでとはまた違うカッコよさだと思っていて。どちらかというと余裕のある女性を感じます」

──歌詞に<ワタシは峰不二子>というフレーズがあります。

MARINA「そういうユーモアもありますし、焦燥感がある曲調も大好きです。カッコよくて少し悪戯なセクシーレディを目指して頑張ります!」

──<こっから一気に形勢逆転/題してRIZZ大作戦とも歌っています。

──デビュー2年目に入りますが、これからはどう考えてますか?

RAN「まずは音楽番組に出演したいです。さらなる大きなステージに行けるようにコツコツ練習を頑張ります!」

MARINA「ワンマンライブで、今までやったことのない曲の見せ方も披露したんですけど、自分たちでやってみて、自分たちにまた可能性を感じることができました。近い明確な目標はまだ決めていないですけど、“もっと大きいステージ立ちたい!“と思いましたし、それに向けて走り続けます!」

SUZU「ファンの方の目に触れる機会をたくさん増やせるように日々頑張らないといけないと思ってます。個人的には虹に一色、RIZZ色をつけたられたらな…と思っていて。虹の7色にRIZZのカラーをプラスワンしたいという想いです」

YUMEKA「2年目は、みんなが言っているように、大きなステージを目指したいです。大阪を拠点に活動をしているので、まずは1,000人キャパのなんばHatchを埋めたいです。そして、最終的にはドームのステージに立って、トロッコに乗りたいです。“トロッコに乗りたい”という夢を昔から持っているので、いつか叶えられるように頑張ります!」

──SAYAさんもワンマンライブのMCで“いつかこの5人でドームに立つ”と宣言していましたね。

SAYA「はい。日本で一番大きいステージをイメージしたときにドームかな?と思って。大阪なので、この5人で京セラドームに立って、“やったー!”ってやりたいです(笑)。YUMEKAは“トロッコに乗りたい”と言っていましたけど、私はフリスビーかサインボールを客席に投げたいです。あと、ステージからボーンって飛び出るポップアップもやりたいです。そのためにも、男性のファンもたくさん増やしていきたいですけど、女の子に憧れられるグループにもなりたいですし…女の子にも好きになってもらえるRIZZを目指します!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

RELEASE INFROMATION

2025年11⽉19⽇(水)発売

RIZZ『baddies』

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