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衆院選東京30区 立民・五十嵐氏が初当選 自民・長島氏が比例復活

タウンニュース

支援者から花束を受け取る五十嵐氏(左)

第50回衆議院議員総選挙が10月27日に投開票され、新たな区割りとなった東京30区(多摩市、府中市、稲城市)では立憲民主党の新人・五十嵐衣里氏(40)が9万8146票を獲得し、初当選を果たした。自由民主党前職の長島昭久氏(62)は小選挙区で約6千票差をつけられたが、比例代表で8度目の復活当選となった。

2022年12月に「区割り改定法」が施行され前回東京21区と23区に分かれていた多摩市は、市全域が30区となった。新たな区割りで行われた今回の衆院選には5氏が立候補した。

与党に逆風が吹く中、接戦が予想された長島氏・五十嵐氏の両陣営には支援者らが集まり開票速報に耳を傾けていた。

前職の自民・長島氏と立民の新人・五十嵐氏の接戦が続く中、午後11時過ぎに当選を確実にした五十嵐氏は支援者らにあいさつ。五十嵐氏は「これからが本当の仕事が始まる時。皆さまとしっかり意見交換しながら声を聞き、これまで聞いてきた声を全力で国会に届ける覚悟で頑張っていく」と抱負を語った。

一方、これまで7選をしてきた自民の長島氏は、小選挙区で敗れると支援者らを前に敗戦の弁を語った。未明に比例復活が決まり、8選を果たした。

いずれも新人の早川寛氏(共産党・44)、武田祐一郎氏(参政党・38)、三井健氏(みんなでつくる党・61)は及ばなかった。

投票率は57・63%

新たな区割りとなり初めて行われた東京30区の投票率は57・63%となった。多摩市の投票率は58・34%だった。

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