なにわの伝統野菜「田辺大根」を知ってほしい 城南短大がクラファン
大阪城南女子短期大学(大阪市東住吉区)現代生活学科 調理製菓デザインコースが現在、なにわの伝統野菜「田辺大根」を多くの人に知ってもらうことを目的でクラウドファンディングを行っている。
大阪市東住吉区で栽培されている田辺大根
「田辺大根」は、大阪府から認証された「なにわの伝統野菜」の一つで、同学がある大阪市東住吉区で栽培されている。現在栽培している農家は少なく、種自体が3年しか保存できないことなどから市場に出回る数も少なくなっているという。同学では、学生が種まきや収穫に参加するなど田辺大根の生産者と交流をしている。
田辺大根レシピコンテスト受賞作品をレトルト商品として開発
大阪城南女子短期大学は、東住吉区が3回開催した「田辺大根レシピコンテスト」を引き継いで2018(平成30)年から毎年実施している。クラウドファンディングでは、同学卒業生が考案した2022年の受賞作品である「田辺大根と牛肉の煮物」をレトルト商品として開発したものをリターンで用意する。
田辺大根を多くの人に知ってほしい
同学は、田辺大根を絶やさないためには、多くの人に知ってもらい継承していく必要があるといい、今回のクラウドファンディングがそのきっかけになることを期待している。
近鉄沿線を応援する「エールレール」
クラウドファンディングは、アド近鉄(天王寺区)が近鉄沿線を応援する目的で運営しているクラウドファンディングサイト「エールレール」の中で、「なにわの伝統野菜『田辺大根』を多くの人に知ってほしい!」と題して実施する。リターンに「田辺大根と牛肉の煮物」レトルト、料理教室&試食会などを用意する。応募締め切りは2月10日。