犬が『飼い主を喜ばせたい』ときにする仕草や行動3選 見逃したくない愛犬からの愛情表現とは?
犬は仕草や行動で飼い主に愛情を伝えている
犬は人間のように言語を話せない代わりに、鳴き声や仕草、行動、態度などでコミュニケーションをとっています。これを一般的に『ボディランゲージ』と呼びます。
犬同士でコミュニケーションをとる時はもちろん、飼い主や家族など人間相手に気持ちを伝えるときにもボディランゲージを使っていることが多いです。
したがって、日常の中で見落としがちな愛犬の何気ない行動や仕草の中には、飼い主に対する愛情表現が隠れていることも大いにあります。
愛犬からの愛情表現を見逃さないよう、犬がどのような仕草や行動で「飼い主を喜ばせたい」と思っているのか把握しておきましょう。
犬が『飼い主を喜ばせたい』ときにする仕草や行動3選
犬が飼い主を喜ばせたいと思っているとき、どのような行動をとることが多いのでしょうか。犬によってその行動や仕草は異なりますが、多くの犬が飼い主を喜ばせるためにとる愛情表現を紹介します。
1.得意な芸を披露する
犬が飼い主を喜ばせたいと思っている時は、飼い主が出したコマンドや指示に前向きな姿勢で積極的に取り組む様子を見せます。「飼い主の指示に従うのは当たり前」と思わず、積極的に取り組んでくれた時はたくさん褒めてあげてください。
また、中には「喜んでもらいたい」という気持ちから、自発的に芸を披露する犬もいます。コマンドや指示を出していないのに、自ら「お手」などの芸を披露することで、飼い主が喜んでくれると過去の経験から学習しているのでしょう。
2.お気に入りのおもちゃを持ってくる
犬によっては、飼い主に喜んでもらうために自分が気に入っているおもちゃや物をくわえて持ってくることもあります。「僕もこれが好きだから、きっと飼い主さんも好きなはず!」と思っているのでしょう。
また、このような行動は、飼い主が落ち込んでいる様子を見せている時などに見られやすい傾向にあります。犬は飼い主の表情や行動、声のトーンなどから感情を読み取る能力に長けているので、飼い主を励まそう、元気になってもらおうとしているのかもしれません。
3.以前喜んでもらえた行動を再実行する
大まかな括りになってしまいますが、上記で紹介した行動以外にも、過去に愛犬がとった行動に対して、褒めたり笑顔を見せたり、笑ったりした時の飼い主の反応を愛犬が覚えていて、その行動を再び実行するという事例も多いです。
例えば、顔をなめたら笑ってくれたという経験や、目の前でゴロンと寝転がってお腹を見せたら喜んで撫でてくれたという経験に基づき、再び同じような行動をとることで「喜んでもらおう」と考える犬は多くいます。
「何でこんな行動をとるのだろう」と不思議に思った時は、過去の自分の反応を思い返してみると、その答えが見つかるかもしれませんね!
犬に伝わりやすい愛情を返す方法は?
愛犬から「喜ばせたい」「大好きだよ」というような愛情表現を受けたときは、飼い主からも愛犬に「ありがとう」「私も大好きだよ」と愛情を返してあげることで、より絆を深めたり、あらためてお互いの絆を再確認するきっかけとなります。
そのためには、犬が喜ばしい行動をとったときに笑顔で褒めてあげたり、スキンシップを取ったりする方法が最も直接的で伝わりやすいでしょう。
特に、「喜ばせたい」という思いから行動をとっている場合は、笑顔でスキンシップをとりながら「ありがとう」などと声をかけ、たくさん褒めてあげると、犬も「喜んでもらえた!」と愛情を実感しやすくなります。
まとめ
いかがでしたか。犬が何気なくとっている行動の裏には、飼い主への愛情が隠されていることも多くあります。これらの愛情サインを見逃さず、飼い主側もしっかり返してあげることで、よりお互いの信頼関係や愛情が深まるでしょう。