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挑む精密・極小の世界 鉛筆彫刻作家の高瀬屋さん

タウンニュース

手先の器用さを自負する高瀬屋さん。手掛けた作品群を手に

鉛筆の芯に文字やデザインを刻む「鉛筆彫刻」と呼ばれるアートワークに長浦町在住の高瀬屋親盛(ちかもり)さんが挑んでいる。

芯は硬さによって直径に違いがあるが、高瀬さんが用いるのは主に3〜4ミリ。極小のキャンバスにアートナイフを駆使して思いのままデザインを施していく。

この日、持ち出してくれた作品のひとつに「トンボ鉛筆」がある。羽を広げたトンボマークにカタカナと漢字を組み合わせもたので、刃を入れる力加減と集中力がポイントという。

創作のきっかけは新型コロナ期の巣ごもり生活。「テレビで偶然見かけた『鉛筆彫刻』を暇にあかせて見よう見まねで試してみたところ、すんなりできてしまった」

これまでに手掛けた作品は約100本。カタカナ文字だけなら4時間程度で仕上げることが可能だそうだ。

高瀬さんの作品は横須賀市大滝町にある「クラシゲ宝飾」のショーケースに飾られている=写真左。折り紙で作ったミニチュアの胡蝶蘭もあり、その出来映えに店主の倉茂紀夫さんも舌を巻いた。店外からも眺めることができる。

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