相模湾のLT五目釣りでイナダ52cm&カンパチ48cm浮上!【神奈川】根魚も登場で多彩な魚種を手中
10月20日(月)、相模湾茅ヶ崎のまごうの丸からLT五目船に釣行した。
まごうの丸でLT五目釣り
船宿に到着したのは、開店の10分前。いつものように、店前にある釣り物別看板の前にクーラーを置いてから車を駐車場へ。戻ると船宿のシャッターが開いていて受け付け。
そのまま船着き場に向かい、古山卓也船長が舵を取る第二十五まごうの丸に乗船。右舷トモでタックルの準備。
落とし込みサビキの釣り方
5時50分、片舷4人ずつが並んで出港。ナギの海を、航程10分ほどで烏帽子岩沖のポイントへ。数回旋回すると魚の反応を捉え、流し位置が決まる。
船首を風上に向けると、「水深は35m、ベイトの反応は20~15mに出ています。ベイトが掛かったら竿先がブルブルと震えるので、そのままイナダなどのアタリを待ってください。アタリが出なかったら、その上下数mを探ってみてください。本命のアタリは、グングン、グーンと竿先が突っ込んでからアワセを入れてください。最近、魚の食いが浅いので掛かってもいきなり電動では巻かず、最初は手で巻かないとバラシが多いです。まず、タナ30mから上でやってください」と、ていねいなアナウンスのあと仕掛けを投入。
実釣開始時の天候は曇りで、北風4~5mのナギ、水色はやや濁りを含んだ青緑色。
仕掛けは、船宿で販売されている一番短い全長1.8m4本バリ。「ライトタックル落し込み」というラベル表記のもの。コマセカゴはAサイズを使用。
開始早々にイナダ45cm級ゲット
開始5分、右舷トモ2番・長谷川君彦さんの竿が大きく曲がる。慎重に巻き上げ、船長が差し出すタモに収まったのは45cm級イナダ。使っていたサビキ仕掛けは全長2.7mの8本バリ。タナ28mでベイトのアジを掛け、31mで食わせたという。
この直後、右舷ミヨシ2番でもヒットしたが、上がってきたのは30cm級アイゴの一荷。この魚は背ビレに微毒があるので要注意。
ベイトが弱ったら要注意
私は、仕掛けにベイトが付いてから10分ほど待ったがアタリなし。船長は、「ベイトの動きが悪くなったら一度仕掛けを回収、確認してから再投入。新しいベイトを付けたほうがいいですよ」と、アドバイスがあった。
さらに、「ベイトが付いてから1分以上アタリがこない場合も一度回収してください。エサにならないサクラダイが掛かっている場合があるので、それでは青物は釣れません」と船長。
指示ダナでベイトを付けて待つと、ググッ、ギューンと待望のアタリ。引きを楽しみながら取り込んだのはアベレージサイズの45cmイナダ。
イナダ52cm浮上
さらに3投目にも同級が掛かると、隣の長谷川さん、足立洋子さんの竿が曲がって、3人同時にヒット。足立さんは長めの仕掛けを使っていて、このとき掛けた魚がもっとも大きく52cmあった。
彼女はその後も船中で一番多く本命を掛けていたが、電動への切り替えが早く半数をバラしてしまう。
落とし込みでオオモンハタヒット
開始から2時間経過して、これまで沈黙していた右舷ミヨシの山中孝之さんにイナダがヒットすると、続けて45cm級オオモンハタを釣り上げ、船中から羨む視線が集まった。
カンパチ連発
このあと、左舷ミヨシ2番の伊東武琉さんに45cmカンパチ。釣ったアジを1尾掛けにした泳がせ仕掛けで、海底から10mのタナで待っていたとのこと。
このサイズのカンパチは群れで移動していることが多く、「今がチャンス」と思い席に戻ってタナを幅広く探っていると私にもヒット。42cmのまるまるとした美味しそうな1尾をキャッチ。
私のヒットから30分後、足立さんにもカンパチがヒット。左舷でも1尾取り込まれたが、ここも足立さんのカンパチが一番大きく48cmあった。
10時ごろ、青空が広がってくるとイナダの食いはひと段落。その後船は、水深20~30mのポイントを転戦。
後半、船中で追加されたイナダは2尾だけ。私はラスト2時間を天ビン仕掛けに替えて、アジとイサキを半々の割合で10尾。13時少し前に沖上がりとなった。
最終釣果
船中釣果は、40~52cmイナダにカンパチ交じり0~8尾。ゲストに45cmオオモンハタ。天ビン仕掛けでは、アジとイサキ、サバやソーダガツオ。
船長のコメント
「これからは水深80mくらいまで、アマダイも狙っていきますから、いろいろな仕掛けを準備して遊びに来てください」
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年11月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。