再現したレシピは50品以上!給食マニアが教える「わかめごはん」
マニア直伝!給食のわかめごはんのレシピ
調理時間:15分
炊飯時間は含みません
これまでに学校給食レシピをテーマに、当時の書籍を読み込みながら50品以上を再現してきた筆者。そんな筆者が、懐かしの給食メニュー「わかめごはん」をご紹介します。
わかめごはんは、昭和50年代に米飯給食が全国で本格的に取り入れられはじめたころから登場し、長く子どもたちに親しまれてきた人気メニュー。地域に特有のものではなく、全国的に広まった献立であり、当時の学校給食専門雑誌にも多数掲載されていました。
材料(2合分)
米:2合
生わかめ:50g
白いりごま:小さじ2杯
塩:小さじ1/2杯
しょうゆ:大さじ1杯
酒:大さじ1杯
コツ・ポイント
塩加減を控えめにして素朴な味に仕上げる
生わかめは適度な大きさに刻んで歯ごたえを楽しむ
仕上げにいりごまを加えて香ばしさを引き立てる
作り方
生わかめを1〜2cm程度に刻む
生わかめを1〜2cm程度に刻きます。大きすぎると食べづらいため、少し細かめに刻みましょう。
【ポイント】
わかめは均一な大きさに刻んで、食感をムラなく楽しめるようにしましょう。
お米を研いで、水と調味料を加え、普通に炊飯する
お米を研ぎ、炊飯器に調味料を入れたあと、2合の目盛りまで水を加えます。水を加えたら、調味料が全体になじむようによく混ぜ、普通炊きで炊飯します。
刻んだわかめを加えて10分ほど蒸らす
ごはんが炊き上がったら、刻んだわかめを加えて10分ほど蒸らす。
【ポイント】
・わかめを混ぜ込む前に蒸らすことで、風味がしっかりなじみます。
・わかめがあとから加えて食感を損なわないようにしましょう。
白いりごまを加えて、全体をよく混ぜ合わせたら完成です。
白いりごまを加えて、全体をよく混ぜ合わせたら完成です。
【ポイント】
・白いりごまは香りを残すために最後に加えます。
わかめごはんのよくある質問
Q1. レシピで使った以外のわかめでも作れますか?
レシピで使用したわかめ以外(乾燥わかめや塩蔵わかめなど)でも作れます。乾燥わかめを使う場合は水で戻して水気を切って刻んでください。塩蔵わかめは塩抜きしてから水気を切って刻みましょう。いずれも生わかめの代わりに同量で代用できます。
Q2. 具材を追加できますか?
お米2合分のわかめごはんに対して、
・鮭フレーク(大さじ2杯)
・水気を切ったコーン(大さじ2〜3杯)
・油を切ったツナ(大さじ3杯)
などを炊き上がりに混ぜてアレンジできます。具材を入れすぎると塩分や水分のバランスが崩れるため、少量ずつ加えて味を調整しましょう。
Q3. 味が薄い・なんだか物足りないです
味が薄い・物足りない原因としては、わかめを戻しすぎて旨みが抜けた、水分量が多くなりすぎた、塩加減が控えめすぎたなどが考えられます。仕上げに昆布茶を少量混ぜ込む、しょうゆを数滴たらすなどで簡単に調整できますよ。
Q4. ごはんがべちゃっと水っぽくなりました
ごはんがべちゃっと水っぽくなる原因としては、わかめの水切り不足や水加減の多さなどが考えられます。焼きおにぎりにしたり雑炊にアレンジしたりするとおいしく食べられますよ。
Q5. 冷蔵保存/冷凍保存できますか?
密閉容器に入れて2〜3日ほど冷蔵保存できます。食べるときは電子レンジで軽く温め直してください。解凍時にわかめの食感や風味が損なわれやすいため、冷凍はおすすめできません。
Q6. お弁当に入れても大丈夫ですか?
お弁当にも入れられます。しっかり冷ましてから詰める、保冷剤を添えて持ち運ぶなど衛生面に注意しましょう。
わかめごはんが主役!給食の味を再現しよう
わかめごはんはシンプルながらアレンジがしやすく、組み合わせ次第で食卓をより楽しく彩れます。たとえば、鶏肉と里芋の煮物やほうれん草のごまあえなどの定番給食メニューはもちろん、焼きししゃも、五目きんぴら、オムレツ、和風サラダ、中華スープとも相性抜群。ぜひお好みに合わせて、いろいろな献立で楽しんでみてくださいね。
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ライター:こやまゆうこ(食品衛生管理者/ 食品衛生監視員)