【新宿】台湾のソウルフード「麺線」が食べられる人気店が良すぎた / グルメな知人も大絶賛「台湾佐記麺線 & 台湾食堂888」
台湾の麺線(めんせん)が好きだ。麺線とは屋台や食堂で親しまれる台湾のソウルフード。一言でいえば “台湾式煮込みそうめん” である。とろみのある出汁スープで煮込んだ優しい味わいの麺線が恋しい。どこかで気軽に食べられないだろうか。
──と言っていたら、グルメな知人から新宿の「台湾佐記麺線」なる台湾食堂を教えてもらった。
聞けば、どこかのイベントで同店の麺線を食べたらしく「本格的で美味しかった」と大絶賛。そんなこと聞いたら行くしかないだろ……ってことで、ランチタイムに行ってみたぞ。
・麺線(めんせん)
「台湾佐記麺線 & 台湾食堂888」は西新宿駅のE8出口から歩いて1分もかからない場所にある。高層ビルが立ち並ぶ西新宿でサラリーマンを中心に支持を集めているそうだ。「台湾料理の店」と書かれた黄色い看板がよく目立っていた。
11時30分オープンで11時35分に入店。店内はカウンター8席の小さなお店で、すでに先客が3人いた。その後すぐに満席になったので、昼休憩時の訪問ハードルはやや高いかも。
ただ先に言っておくと、トライする価値はある。回転スピードもそこそこ早いし、何よりウマいからだ。
ランチタイムのメニューは「麺線セット」が主役。麺線のサイズを中椀・大椀・超大椀の3種類から選んで「鶏肉飯(ジーローハン)」もしくは「魯肉飯(ルーローハン)」を付けるというもの。
私は「麺線(中椀)・ルーローハンのセット(900円)」を注文。お茶はセルフサービスだった。
・麺線セット
5分も待たずにセットが運ばれてきた。
丼を受け取った瞬間に麺線の優しい香りがフワッ……完全に台湾モード突入である!
これはまさに求めていた味。とろみのあるカツオ出汁のスープと台湾独自の極細麺がスルリと口に滑り込む。豚モツの台湾醤油煮や鶏肉、アサリ、パクチーも入っていてあっさり美味しい。派手さはないが、たしかな満足感が続く。大椀サイズにしておけばよかった……!
一方でルーローハンは丼が小気味よく重い。角切りの豚バラはとろりとほどけ、甘じょっぱいタレに八角の香りがほのかに漂う。テンポ良くかき込めるのが最高だ。
「やさしい麺線」と「力強いルーローハン」という台湾最強タッグを気軽に味わえるのが同店の特徴と言っていいだろう。
・台北散歩の余韻
ただジーローハンも気になる……隣にいた方が美味しそうに食べていた。いやでも結局ルーローハンを選んでしまうんだよな〜。となると、誰かと行ってシェアするのが正解か。
とにかく新宿でこんなに “現地な1杯” に出会えるとは……気分はすっかり台北散歩の余韻。通いたくなるお店をまた見つけた。てか台湾にもマジで行きたい。よし、休みを取るかァァ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:台湾佐記麺線 & 台湾食堂888
住所:東京都新宿区西新宿7-12-12 サギヤビル101
時間:11:30〜14:00 / 18:00〜22:00
休日:日曜日(月曜日はお昼のみ・売り切れ次第終了)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.