二宮町 キッチンカー協会と協定 災害時に炊き出しなど連携
二宮町は8月26日、中郡キッチンカー協会(大橋直也会長)と「災害時におけるキッチンカーによる炊き出しの実施等に関する協定」を締結した。二宮町で災害が発生した際に、早い段階で被災者に温かい食事を提供することで、災害関連死等を防ぐことがねらい。
同協会は今年1月1日設立。24台のキッチンカーが所属している。大橋会長は「奇しくも能登半島地震が設立日に発生した。支援に行かなくてはと思っていた」と、3月に炊き出しのため、キッチンカーで珠洲市立緑丘中学校の避難所へ駆けつけ、からあげやポテトフライなどの炊き出しを行った。大橋会長は、「登録しているキッチンカーは主食から軽食、デザートまで幅広い。災害時に皆さんの食を支えられれば」と話す。
村田邦子町長は、「被災地でキッチンカーが活躍しているのを目にしていた。災害時に大きな力になると期待しています」と話していた。