あたらしい家族見つかった? 四日市で「保護猫&保護犬 ご縁探し会」
三重県四日市市鵜の森2丁目の誠文社倉庫で4月20日、「保護猫&保護犬ご縁探し会」が開かれ、あたらしい家族を探す人たちでにぎわった。家族を求めている保護猫と保護犬は予定より増えて30匹近くで、ケージに立つ入場者のところへ駆け寄ってくるなど、愛らしい姿を見せていた。
主催したのは、伊賀市を拠点に活動している一般社団法人動物保護団体わんらぶ。保護犬などの里親になった人やボランティアなど協力者のつながりが広がって、この日の会場設営も協力してもらえたという。猫のブースでは、ネットの中に人が入って、「初めまして」のお近づきに。
わんらぶ理事長の橋本慶志子さんは、福祉の仕事をする一方、母の優さんと保護活動に取り組んでいる。優さんは保護活動を40年続けているといい、慶志子さんは「小さいころから、行き場のない犬や猫はうちに来るんだ」とごく自然に思っていたという。中学生になるころ、学校に行きづらくなった時があり、その時、保護猫に気持ちを和らげてもらった経験があるといい、その「恩返し」の気持ちも込め、2015年に団体を登録し、本格的に活動を始めたという。
お店も出てにぎやかな会場
三重県内では名張市などで、愛知県や滋賀県など県外でも活動しているという。そこで出会った人たちが協力してくれるといい、この日も愛知県から応援に来てくれた人がいるという。
会場では、家族が見つかった動物の紹介ニュースなどの印刷物もあり、屋外には犬や猫のための食品やファッションを扱う店や、入場者向けキッチンカーなども出て、ドッグトレーナーによる無料相談コーナーなども開かれた。
「ご縁探し会」の開催には、屋根のある一定の広さの場所が必要で、協力を求めているそうだ。活動などの問い合わせは080-3135-8343の橋本さん。