「日本ワインコンクール2024」受賞式開催、新設のグランドゴールド賞を2銘柄受賞
日本ワイナリー協会は2024年8月30日、「日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)2024」の表彰式を山梨県庁で開催した。20回目となる今回は、最高賞「グランドゴールド賞」が新設され、2銘柄が受賞した。
日本ワインコンクールは、国産ぶどうを100%使用した日本ワインのみを対象とする。2003年に初めて開催してから今年で20回目を迎え、昨年を上回る941本がエントリー。金賞が36銘柄、銀賞が125銘柄、銅賞が196銘柄、部門最高賞とコストパフォーマンス賞がそれぞれ9銘柄という結果となった。
今大会では、92点以上を標準とする各部門のエントリー数の1%相当のワインを「グランドゴールド賞」に選出。金賞より上位となる賞で、安心院ぶどう酒工房の「安心院ワイン シャルドネリザーブ2023」と、ドメーヌレゾンの「中富良野ソーヴィニヨンブラン」が初受賞した。
グランドゴールド賞を受賞した「安心院ワイン シャルドネリザーブ2023」(4333円税込)は、完熟した良質のシャルドネを使用した白ワイン。新樽で発酵・貯蔵し、樽と果実の香味のハーモニー、長い余韻を楽しめる。安心院ぶどう酒工房では、自社圃場を広げるとともにシャルドネの作付けが増えており、品質向上に努めているという。今回の受賞は、「圃場の品質が向上している証」だとコメントしている。
また、「中富良野ソーヴィニヨンブラン」(3300円税込)は、早摘みと遅摘みのぶどうを別々に仕込んだ後にブレンドした、スッキリした味わいを特徴とする。あえて酸味を処理せず、若々しい青草の香りを残したまま、味に厚みを持たせている。ドメーヌレゾン本店やドメーヌレゾン富良野マルシェ店で販売するほか、銀賞・銅賞の受賞ワインとの3本セットをオンラインショップで提供している。