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【KENTA SANGGYUN】日韓デュオ、赤裸々告白「大変なことのほうが多かったけど…」6年の歩みとこれから【インタビュー】

ウレぴあ総研

KENTA SANGGYUN

オーディション番組『PRODUCE101 SEASON2』の参加者として出会い、期間限定グループJBJを経て、‘18年からは2人で音楽活動を行っている日韓デュオKENTA SANGGYUN(ケンタ サンギュン)。10月30日にユニット活動6周年を迎えた彼らが、2年ぶりに揃って来日。6年の活動、新曲のこと、そして、SANGGYUNの入隊について話を聞いた。

【画像】KENTA SANGGYUNの写真

故郷・高崎で雄姿を見せたかったKENTAだが…

――日本でどのように過ごしていましたか?

KENTA:おかげ様で毎日忙しく過ごしています。先日は、僕の出身地である群馬県で行われた第13回子宮頸がん予防啓発『高崎美スタイルマラソン2024』にゲスト出演させていただきました。

SANGGYUN:日本のマラソン大会を経験できて本当に幸せでした。僕はランナーとして、10キロ走らせていただいて。ファンの皆さんが応援に駆けつけてくださったこともあり、アドレナリンが出まくって、自己最高記録の47分25秒で走り切ることが出来ました! 日本のランナーの方々は本当にレベルが高いので、たくさんのことを学ぶことができましたね。

KENTA:僕はスターターに挑戦しました。僕自身も走るのは嫌いじゃないんです。ただ、大勢人がいるところで走ったこともないですし、SANGGYUNが頑張ると言っていたので……、走らなくてもいいかな~と(笑)。それにスターターってなかなかできる経験ではないので、スターターを選びました!

――KENTAさんの雄姿をどこで見ることができますか?

KENTA:ああ(笑)。たぶんファンの方がSNSに上げてくださっていると思います。ちょっとダサい格好になっていたので、恥ずかしいんですけど……。次にまたどこかでやらせていただける機会があれば、練習をしてから行こうと思います。

――2年ぶりにユニットで表舞台に帰ってきました。この2年、どのように過ごしてきたか教えてください。

KENTA:事務所を辞めたことで、経済的な部分も音楽的な部分も、全て自分たちで担当することになりました。主に僕が交渉ごとなどを含め対外的な活動をして、その間にSANGGYUNが楽曲作りをするという生活を送っていました。ありがたいことに、僕は日本での仕事が増えてきたので、日本と韓国を行ったり来たりしていましたね。他にも、ユニット活動の企画を作ったり、新曲のコンセプトを考えたり、僕たちの活動に関わってくださる方々とのミーティングに参加したり……。簡単に言えば、曲作りはSANGGYUN、あとは僕、って感じです(笑)。

メンバーは、心の安定剤のような存在

――お二人の2年間の集大成とも言えるデジタルEP『LOVE COUNTDOWN』がリリースされました。今のお気持ちは?

SANGGYUN:またこうやって二人でアルバムを出して活動できるようになってうれしいです。やっぱり二人だと楽しいですね。

KENTA:僕も同じ気持ちです。SANGGYUNはステージであまり話さないですが、横にいるのといないのでは気持ちが全く違います。僕にとっては心の安定剤のような存在です。

――夫婦のようですね。

KENTA:そうだと思います。ちょっと嫌ですけど(笑)。

SANGGYUN:僕は少しうれしいですけどね。今回のデジタルEPは、僕が全曲、作詞作曲・プロデュースを担当させていただきました。タイトル曲の『LOVE COUNTDOWN』は、ドラム&ベースジャンルのナンバーで、恋に落ちる瞬間までのときめきを歌った曲です。J-POPの雰囲気も出したいと思いました。

KENTA:初めて聴かせてもらったとき、すごくいい曲だと思いました。「これが僕たちの曲になるんだ」「SANGGYUNが作ったものが、僕たちの声で世の中に出るんだ」と思うと嬉しかったし、感慨深い気持ちになりましたね。

――ラブソングですが、ファンとお二人の関係を歌った歌にも見えます。

SANGGYUN:僕の中ではそのあたりを明確には決めていなくて。聴いてくださる方に判断を任せたいと思いました。

KENTA:え? そうなの? 全然知らなかった。純粋に恋愛の曲だと思って歌っていました(笑)。僕は応援法(かけ声)を作りました。20年後、この曲をステージで披露したとき、応援するファンも、受け取る僕らも、こそばゆくならないような応援法にしたいと思って、歌詞の語尾を合唱するスタイルにしました。僕、歌の途中で名前を叫ばれると恥ずかしくなっちゃうんですよね(笑)。SANGGYUNもそうじゃない?

SANGGYUN:(うんうん、と頷いて)今回の応援法がこれまでで一番シンプルで、洗練されていると思います。ファンの皆さんは、上手くできるかなあ。

大変なことのほうが多かった6年間

――10月30日にユニット活動6周年を迎えました。振り返ってみてどんな6年でしたか?

KENTA:この6年を10とすると、楽しいことが2、大変なことが8。大変なことのほうがずっと多かったけど、仕事をしている瞬間はものすごく幸せだったので、ここまで頑張ることができました。

SANGGYUN:僕は1対9かな(笑)。慣れないことばかりで戸惑うこともあったし、体調が思わしくない時期もあって苦しんだけど、ファンの皆さんに会ったり、音楽制作をしたりしていた時間はとても幸せでした。

KENTA:僕の著書(『日本人が韓国に渡ってK-POPアイドルになった話。』)の中でも書いていますが、‘23年春ごろ、精神的にも経済的にも大変な時期があって。「明日、食べるものがない」という状況に陥って「ヤバい、どうする?」と二人で焦ったこともあったもんね。

SANGGYUN:(うんうんと頷く)そんな中でもKENTAがいてくれたから、僕は心強かったです。

KENTA:昔は言われたことをするだけで、自分たちの活動なのにどこか他人事のようにも感じるときがあったけれど、今は自分たちのやりたいことを、やりたいペースでできるし、フィードバックをダイレクトに受け取れる。全て自分たちでやらなければいけないのは大変だけど、純粋に楽しいですね。

入隊前最後のライブを開催した日本でやり残したこと

――10月20日に東京・恵比寿で行われた『KENTA・SANGGYUN 6th Anniversary FANCON FREQUENCY in JAPAN』は、ユニット活動6周年を祝うイベントであると同時に、SANGGYUNさんにとって入隊前最後のライブだったそうですね。

SANGGYUN:そうなんです。だからファンの皆さんにいい思い出を残してあげたいと思い、一生懸命準備をしました。

KENTA:これから2年くらい、二人で活動ができないと思うと、いろんな思いが駆け巡ります。2年後、ファンの皆さんにもっといい姿を見せるための一つの通過点だと思ってもらえるといいのかな、と。

――入隊の時期は決まっているのでしょうか。

SANGGYUN:まだ具体的な日にちは決まっていませんが、来年の上半期には行くんじゃないかな。決まったらすぐにファンの皆さんにお知らせしようと思います。入隊後の生活はこれまでの生活とガラッと変わるので、難しさもあるかもしれませんが、規則的な生活の中で自分自身を見つめる時間を作ったり、学べる事を学んで、より良い姿で皆さんの前に帰ってきたいです。言葉ではなく、行動で見せられる人になって戻ってきます!

KENTA:SANGGYUNがいない2年の間に僕は何をするのか、じっくり考えてみたんです。僕たちを好きでいてくれて、二人の音楽が聴きたいと思ってくださる方のためにできることは全てやろうと。SANGGYUNが帰ってくることができるホームを作ってあげたい。できるなら、自分たちの会社を作って、もっと幅広い活動が出来る土台を作れたら、と言う思いがあります。

――SANGGYUNさんは、しばらく日本に来られなくなりますが、日本でやり残したことはありませんか?

SANGGYUN:う~ん。たくさんの日本の街の風景を携帯カメラで撮っておきたいです。

KENTA:11月に大阪に行ったらできるかな?
(スタッフさんが、「フリータイムはなさそうです」と言って申し訳なさそうな顔をする)

SANGGYUN:ああ……。(と残念そうな顔をして)で、でも!(日本語で)大丈夫です! 僕たち、大阪に遊びに行くわけではないので(笑)。

KENTA:僕はいつかSANGGYUNを東京ディズニーリゾートに絶対連れて行ってあげたいんですよ。2年前来日したときには富士急ハイランドとUSJに連れて行ってあげたんですけど、東京ディズニーリゾートも絶対気に入ると思う! あとは、街の昔からあるような銭湯にも連れて行ってあげたいです。

SANGGYUN:(日本語で)おお。楽しみにしています。

――少しの間、離れ離れになるお二人。お互いに何か贈る言葉はありますか?

SANGGYUN:KENTAは僕が隣にいなくても、仕事も一人で頑張って、楽しく過ごしてくれると信じています。僕が帰ってきたら、また一緒にたくさん活動しよう!

KENTA:これまで隣でSANGGYUNを見守ってきた立場としては、ただただ健康に気を付けて、元気で帰ってきてほしい、それだけです。

SANGGYUN:ああ。僕、お願い事が一つあります。髪は切らないでほしいです。ロングヘアの日本の男性ってかっこよく見えるんですよ。だから、KENTAにも切らないでほしい!

KENTA:ええ~。そろそろ短くしたいのに……。考えておきます(笑)。

(韓流ぴあ/酒井 美絵子)

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