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そして私は「あの玄関マット」を買うに至った。なぜアレが昔の家にあったのかも理解した【100万円の古民家78】

ロケットニュース24

若い人たちは知らないかもしれない。ただ、私くらいの年代(45歳)以上のアラフィフ層なら、遠い昔に「アレ」を見たこと、踏んだことがあるのでは?

私が生まれ育った家の玄関。正確には、我が家は屋根瓦の問屋を営んでおり、その事務所の玄関先にアレがあり、アレの上で軽くツイストしてから家に入った。

長き時を経て30年後。いろいろ思うことがあり、私はギャグでもなければ懐古主義でもなく、真面目にアレを買うに至ったのだが、Amazonでの商品名を見て軽くシビれた。

【画像】ご覧の通りプールの時には絶対に100均の人工芝が必要!

「コンドル(山崎産業) 屋外用マット VCハードマットN #1 F-18-1」

コンドル!!!!!!

商品名的には「屋外用マット」や「ハードマット」と呼ばれるらしいが、山崎産業における清掃用品シリーズのブランド名が「コンドル」と言うらしい。かっけえ……!

それでは、私がなぜコンドルの屋外用マットを購入したのか説明しよう。

一般の家庭とはおそらく違う環境だと思うが、我らが「100万円の古民家」は、まだ改装中につき土足で家に上がっている。家の外は砂利なり土なりワイルドな地面。当然、靴に泥がつく。

それを落とそうと、古民家の中に放置されていた2枚の「100均で買ったらしき人工芝」を連結し玄関先に置いてみたところ……これがメチャメチャ最高だった。

この上で軽くキュッキュとツイストし、泥を落として家に入ると、当たり前だが部屋の汚れ具合は「マットなし」の時とは段違い。もう完全に必要不可欠なアイテムに。

ところが!

100均の人工芝(2枚)だと、ツイスト時に少しズレたり、動いたり、やはり専門的な商品ではないため心もとない。さらにもうひとつ理由があり──

あのデカすぎるプールの……

入り口(スリッパ脱ぎ場)として超最適なのであった。人工芝の手前でスリッパを脱いで、人工芝からプールへ入水。あがる時も、人工芝に着地してスリッパを履けば泥で足が汚れない。

どちらかといえば、「100均の人工芝(2枚)」はプールの入り口としての方が適任であり、プールが設置されている限りは完全に必要不可欠なアイテムに。

何もなくなった玄関。でも、靴の泥を落としたい。ならば専門的な「泥落としマット」を買おう。そうだ、昔あった「アレ」を買おう!……と探してみたら、

コンドル!

だったわけである。

実際に使ってみたところ……

最・高!

やはりモチはモチ屋。当たり前かもしれないが、泥の落ち具合も100均の人工芝より全然イイ。ツイストしても、そう簡単にズレない安定感。買ってよかった……!

しかもなんだか、

逆にカッコイイ。

まるで最初から完成されていたデザインだった超有名バイク「ホンダ・スーパーカブ」のように、コンドルの屋外用マットもまた永遠のデザインなのであろう。

そして私はふと気づいた。いったいなぜ、昔の家にはコンドル屋外用マットがよく敷かれていたのかを理解した。それは前述のように、今ほど道が舗装されていなかったからだ。

今は東京のどこを歩いてもアスファルトかコンクリート。泥で汚れることはない。でも昔は……。まだ靴が汚れる道はあった。私は中目黒で育ったが、ナカメにもそういう道はまだあった。

それが都内を離れたら、なおさらのこと。祖父の実家(本家)がある埼玉県の鴻巣にあった家(瓦屋)なんて、庭から道路からすべて土。コンドルが無ければ家の玄関が埃だらけの泥だらけになっていたことは間違いない。

ちなみにコンドル屋外用マットの価格、いくらくらいなのかご存知だろうか? 私も知らなくてビックリしたのだが、ピンキリながら実は意外と安かったりする。

私が購入した36 x 60cm(長方形)のサイズなら、なんとAmazon価格1782円(2025年7月9日時点)で購入可能。え〜、こんなに安かったの!?

ちなみに私のより一回り大きい高いやつ(60 x 90cm)は4000円チョイ。いずれにしてもお買い得。たぶん壊れないから一生モノになることだろう。

【つづく】

参考リンク:Amazon
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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