『ダークナイト』作曲ハンス・ジマー、DC映画復帰を語る ─ 隠遁も示唆
『ダークナイト』トリロジーや『マン・オブ・スティール 』(2013)『ワンダーウーマン』(2017)と、はこれまで数々のDC映画で作曲を手がけてきた。ジマーによる印象的で力強く美しい劇伴がなければ、これらの映画の印象は全く異なるものになっていただろう。
そのDC映画は現在、新たにジェームズ・ガンを代表に迎えてDCスタジオを設立。2025年7月公開の『スーパーマン』を劇場映画第1弾として、新しいDCユニバースを打ち立てようとしている。
2025年5月20日に初の日本公演となる横浜公演を大盛況に終え、残す24日の名古屋公演を控えるジマーは、THE RIVERによる単独取材にてDC映画復帰の可能性について言及。「もちろんです」と前向きに答えながら、再び手がける場合の“条件”を特別に語った。
「私たちは『ダークナイト』で非常に高い水準を打ち立てました。それ以来、みんながあれを超えようと懸命に努力してきました。しかし、“超える”ということではないのです。“違うもの”を作らなくてはならない。私はクリスの作る映画に関心がありましたし、彼の映画が好きでした。だから(もし参加するのなら)、自分がやってきたことを裏切らない形にしなければいけません。」
67歳のジマーは、このインタビューで引退や隠遁の意思も僅かに仄めかした。今後のキャリアで果たしたいことについて尋ねると、「ガールフレンドと一緒に無人島に行って、部屋に籠ること」とお茶目に笑ったジマー。トム・クルーズらが構想中という『トップガン マーヴェリック』続編でも作曲を手がける可能性については、「無人島でガールフレンドと籠っている時に電話に出られればやりましょう。電話に出なければ、ノーです」と、自身の生活を尊重したい思いを語った。
ハンス・ジマー単独ロングインタビューは後日THE RIVERにて掲載。ハンス・ジマー来日公演情報は次のとおり。残る名古屋公演に注目だ。
Hans Zimmer Live in Japan
(5/20 横浜公演)Hans Zimmer Live in Yokohama(終了)
(5/24 名古屋公演)Hans Zimmer Live in Nagoya
■Hans Zimmer Live