「生きる力」育むおにぎり
「いばしょ食堂」と銘打ったイベントが14日、明治市民センターで開かれた。市民有志でつくる「明治地区みんなの居場所食堂事業実行委員会」(小河愛由美会長)が企画。仕事などで親が自宅を空ける時でも子どもに「生きる力」を育んでもらおうと、冬休み前の児童と同実行委員ら22人がおにぎりづくりを通じ、互いに交流を深めた。
同実行委は市社会福祉協議会の協力を得て、今年4月に発足した。イベントは8月に続き、第2弾。子どもは参加無料で、児童クラブにチラシを掲示するなどして周知した。(株)タカギフーズから豚肉、国際ロータリー第2780地区第3グループ10クラブ合同事業実行委員会から米やサツマイモなどの食材提供を受け、開催に至った。
「何にしよう」。サケやおかか、ツナマヨといった具材を前に、嬉々とした表情を浮かべる子どもたち。慎重な手つきで自分好みのサイズや形のおにぎりをつくり=写真=、皆と談笑しながら口に運んだ。小学1年の峰尾春輝さんは「三角にできた。家でもやってみる」と気合十分だった。
「孤食解消や居場所が必要な子に利用してもらうためにも継続することが大切」と小河会長。来春からは第3土曜に毎月実施予定という。