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鉄道・インフラ業界のDXを進める上での課題とは?

文化放送

11月11日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、先週に続き、CalTa株式会社 CEO 高津徹氏をゲストに迎え、DXに関する今後の課題や経営者として大事にしていることについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは企業プロフィールをご紹介致します。CalTa株式会社は2021年に設立し、インフラ事業者を中心に、“デジタル化サービス”、“現地映像取得サービス”という、主に2つのサービスを提供している会社です。設備管理のデジタル化や、狭小空間を中心としたドローン調査を行い、鉄道・インフラ業界のデジタルトランスフォーメーション実現をサポートしています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「DXに関する今後の課題は何ですか?」

CalTa株式会社 CEO 高津徹氏「マインドチェンジです」

横井「詳しく教えてください」

高津「心を変えないとDX、あるいは新しいことはできないと強く感じています。心が変わらないと、改革をしようとか、ルールやマニュアルを変えようというふうになっていきません。日本は試すということはいろんな所でやっているんですが、心を変えることができてないなと考えています。過去にだけ依存するのではなく新しい知見をどんどん取り入れていくということを、しないといけないと思っています」

横井「実証実験はたくさんやりますよね。そこから本採用になかなか移行しないのって、実証実験の結果いかんにかかわらず、今のやり方ってそんなにまずくないのでこのままやってもいいよねっていうところが多いんでしょうね」

高津「今の業務をそのまま置き換えられるものという風な探し方をするケースが多いですですが、そういうものって本当にあるのかと言われると実はそんなに多くない。それを適用するためには、ルールを変えたり、やり方を変えるということも含めてやらないといけないのですが、そのためにはどうしたらいいかというと、心を変えないとそういうふうにならない」

横井「DXはそのものですものね」

松井「鉄道やインフラ業界のDXは、高津さんから見て変わってきたなと感じますか?」

高津「少しずつ変わってきていると思っています。私もいろんなところで、みんなで変わろうというようなお話をしています。こういうことをもっと続けていけば、少ない技術者でも安心安全なインフラを維持発展できるような社会にできる。そう思って、不断の努力を続けています」

横井「経営者として大事にしていることは何ですか?」

高津「アイディアとコミュニケーションというのが一番重要だと思っていまして、それでみんなでアイディアを出し合ってみんなが喜ぶものをわくわくするものを作っていきたいです。やっぱり技術者として私生まれて育ってきたので、技術ってやっぱり人を豊かにするものじゃないといけない。例えば10年経って、同じような技術がそのままあるかというとそういうわけではないのですから、こんなことできたらいいなということを追い求めていくということを一番大切にしていきたいなと思ってます。」

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