ギター演奏とカラオケで盛り上がる人気の「酒場」爆上げ店主の笑顔の裏の涙
HBC テレビで、毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の情報ワイド番組「今日ドキッ!」。
北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ!」から、選りすぐりの情報をお届けします。
お酒を酌み交わし語り合うヒューマンドキュメンタリー「酒メンタリー」。
唎酒師でもあるタレントの小橋 亜樹さんと出会ったみなさんがお酒を酌み交わしながら語り合います。
独立した後リーマンショック…胸に秘めていた苦労話
アキさん:「今日は北24条にやって来ました。ススキノを飛び出したわけなんですけど、コチラも北区を代表する繁華街になります」
さあ、どんな方達との色々な深堀り話が聞けるのでしょうか…
まずは地元の方にお話を聞きました。
アキさん:「こんにちは。今日北24条で一杯引っかけていこうかと思って」店主 河田さん:「あらイイネ!」
アキさん:「ココ行ったらイイよっていうお店とかあります?」
店主 河田さん:「下に行燈点いているところ“平次”さん。あそこ入ってすぐ、個人でやってるの」
アキさん:「ここ、ここ。一品料理 平次さん」
取材交渉に向かいますが、残念ながらNG。
…でしたが、常連のテラさんがいいお店を知っているとの事で紹介してもらいました。
アキさん:「テラさん、今日は何時から?」テラさん:「30分前から」
アキさん:「飲んだばっかりだったのに…ごめんね」テラさん:「多分ここは喜ばれる。2階です」
取材OKを頂いたのは「四季 織ヾ」
北海道の大地が育んだ旬の食材で作る家庭料理が自慢です。
女将が心を込めて作る料理と共にキンキンに冷えたビールを口にすると至福の時間が訪れます。
アキさん:「改めまして乾杯!!テラさんと伊藤さんは?」
2人:「飲み仲間…7~8年前?北24条でね。」アキさん:「ココで仲間になったんだ…」
アキさん:「テラさん、ここ最近で一番うれしかったことは?」
テラさん:「小橋 亜樹さんに会えたこと」アキさん:「上手かって…」
テラさん:「ホントに昔から知っているから。もともと事務所って大通の東9丁目か10丁目の…」
アキさん:「詳しい…オフィスキュー」
テラさん:「あそこにあって面接は北ホテルとかでしてたんでしょ?」アキさん:「なんで知ってるんすか?何者??」
お二人の仕事について聞いてみると…
アキさん:「テラさん、差し支えなかったらお仕事は?自営ですか?」テラさん:「自営です」
アキさん:「伊藤さんは?」イトウさん:「自営です」
アキさん:「何されているんですか?」イトウさん:「店舗の設計施工をやっている。携帯のキャリアショップ、飲食店とか色々…」
建設業を営む伊藤さん。
胸の奥にしまっておいた苦労を語ってくれました。
アキさん:「ご苦労もあったと思いますけど…」
イトウさん:「勤めていた時はバブル、独立してからはリーマンショック。リーマンの頃に子供たちが高校、大学。最悪だよね…」
アキさん:「1番大変だったというのは子どもの進学?そのときの辛さとか、奥様、子供に見せた?」
イトウさん:「見せないよ。大学も京都だし、お金送るだけじゃん。そこで無いとは言えない。自営だから外注比率下げたりとか、全部自分でやったりとか…固定経費もかかるし仕事やらなきゃゼロ…」
アキさん:「でも、そんなときでもやっぱり奥さんが二人三脚で?」イトウさん:「そうです。家も会社も支えてくれた。本当に感謝」
アキさん:「改めて今振り返ってどうでしょう?」イトウさん:「突っ走ったずっと…苦に思ったことは無い。今は楽しい」
【四季 織ヾ -しきおりおり-】
北24条西4丁目 グランドビル2階
爆あげ店主!笑顔に隠された涙
アキさん:「けっこう焼き鳥屋さんが多い。また焼き鳥屋さん」
アキさん:「いやー!魅力的じゃない?見て!イイね!!“フォーク酒場15の夜”!気になるからちょっと行ってみてイイ?」
アキさん:「こんばんは~」店主 谷越さん:「あーー!!俺、今日ドキッ!大好き!!ランクイーン、いつも応募している」
アキさん:「15の夜の看板に惹かれて…」店主 谷越さん:「浜省が大好き!」
アキさん:「浜省が大好き!私も!」店主 谷越さん:「あっち浜省だらけ!!イエーイ!!」
ギター演奏やカラオケに耳を傾けながら仲間同士で語り合うお店。
フォークソングをBGMにグラスを傾ければ、青春時代の思い出がよみがえります。
店主 谷越さん:「とにかく会社や家には帰りたくない。したらココに立ち寄ってから日々の疲れを取って。10代の代弁者が尾崎なら、俺はサラリーマンの代弁者だ!」
サイトウさん:「本日はアキさんが大の浜省ファンだという事で…」アキさん:「イエーイ!!」
アキさんのためにお客さんが演奏してくれました。
店主 谷越さん:「浜省と尾崎 豊が大好きで甲乙つけがたい。80年代の江川か西本かで開幕投手を任す藤田監督みたいなどっちか迷うぐらいなんですよ…」
アキさん:「スゴイ満員!」店主 谷越さん:「たまたま…」
アキさん:「いつも?」店主 谷越さん:「いつもですね、本当は!」
アキさん:「どうしてこういうお店をやろうと?」
店主 谷越さん:「27年、同じ会社に勤めていた。50歳になったらサラリーマンを辞めて、自分の好きな事やろうと思って。尾崎 豊が17歳で高校を辞めてデビューしたように、俺も50歳になったら会社を辞めたるぜ!!カッコいい!!」アキさん:「個性がイイ!」
アキさん:「子供のときから?あるの写真?」
店主 谷越さん:「旭川中学時代のココから龍谷高校行ったから」アキさん:「コレ人気者の顔だもね」
常に笑顔を絶やさない店主の谷越さんにアキさんが一歩踏み込みました。
アキさん:「こんなに明るいはずないと普段から…」店主 谷越さん:「1日で全くしゃべらなくてもイイ感じ。休みのときとか…」
アキさん:「ホント?」店主 谷越さん:「ハイ…ウソ。誰かとしゃべらなかったら死んじゃう!!」
とびきりの笑顔で振る舞う、その裏には青春時代の痛みが隠れていました。
店主 谷越さん:「一番辛かったことは、公立高校の受験に失敗。人生終わったなと…。しばらく立ち直れなくて、そのとき中学の友達が家に来てくれた。普通は来られない。それなのに来てくれた友達がいたから立ち直れてそんなキツイことがあった時に明るくなれるように今度は俺がやってあげればイイと」
店主 谷越さん:「それが俺のサラリーマンを辞めた後の最後の務め」
【フォーク酒場 15の夜】
住所:北24条西4 三福ビル2階
※掲載の内容は番組放送時(2025年6月25日)の情報に基づきます。