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【熊本市東区】長く続くお店にはワケがある!お食事処「勇」に勇気を出して行ってみた。

肥後ジャーナル

【熊本市東区】長く続くお店にはワケがある!お食事処「勇」に勇気を出して行ってみた。

こんにちは ライターのぎんじろうです。 私、常々、「長く続くにはワケがある」と思っているんです。 そのワケって何だろう。 今回は健軍で40年近く営業を続けるの「お食事処 勇(いさむ)」のご紹介です。

初見じゃビビる店構え!?

「勇(いさむ)」は電車通りを背に健軍商店街を進み、2本目を右に曲がると20mほど先に

「お食事処 勇」と書かれた、歴史を感じる看板と赤ちょうちんが見えます。 こちらお店の外観。

すりガラス?というより目隠し!? 営業中の札はありますが…店内の様子はまるでわからない。 初見だとビビってしまいそうです。 勇気を出して入店。 奥まで見渡せる店内は「THE 昭和」なお食事処。

長いカウンター席に、テーブルが3卓。 置かれた座布団の柄になつかしさを感じます。

麺はどこだ!?野菜に埋まる名物ちゃんぽんは、シイタケ香るあっさりちゃんぽん!

店内の壁に貼られたコレ

こちら名物はちゃんぽんの様子。 実際、カウンター席でちゃんぽんらしきものを食べている常連客っぽいおじさま方二人。 しかし…このビジュアル、龍が印象的過ぎて、肝心のちゃんぽんが想像できない。 とりあえず、ドキドキしながらちゃんぽんを注文。

こちらがお食事メニュー。 色々とありますが、一品一品がお得感を感じる金額設定です。

ドリンクメニューは夜には居酒屋になるという夜のお食事に欠かせないお酒類が充実しています。 そうこうしていると名物ちゃんぽんが運ばれてきました。

ちゃんぽん 750円

特に変わったちゃんぽんのようには見えません。 ただ…

とんでもなく野菜がモリモリです。 いただきます。

一見してトンコツではないとわかる澄んだスープ。 口にすると、シイタケの香りが口いっぱいに広がるあっさりスープ。 なんだこれは!! 野菜のうまみとか、豚肉の香りとかいろいろ感じるのに、それをシイタケがまとめている感じ。 シイタケが苦手な人は、スープだけで、あっ…と思うレベルです。 初めての味でしたが、非常に好み!美味しい。 ドンドンいける!

このうまみ、風味の元「干しシイタケ」、探さなくてもこれだけ集めることができました(笑) きっとこの野菜の下にも埋まっているはず。

食べても…

食べても…

食べても…

麺にたどり着けな~い。

野菜を脇に集め、掘り出したちゃんぽん麺は太麺で、コシがあり、野菜の歯ごたえに負けない麺でした。 それぞれに噛み応えがあるので、見た目以上の「量」を感じます。

頼むと取り分け用のお椀をくれるので、同伴者とシェアして食べました。 しかし、このスープ、本当に美味しかった。

店の隅に見つけた大量の干しシイタケ。 そして厨房奥の寸胴!

丁寧に出汁をとり、スープは作り足し…日々繰り返し続けられた作業が、名物ちゃんぽんを生み出したんだろうなぁと感じました。

毎日行っても飽きないメニュー

同伴者はカツ丼を注文。

カツ丼 750円

卵でとじたタイプではなく、卵が上から乗せられたタイプのカツ丼です。

ゆえに、揚げたてのカツのサクサク感と、やわらかい卵がとろりとした食感を楽しめます。 つゆだくな感じではありませんでしたが、甘めの出汁がしっかり効いていて、とても美味しかったです。 存在感の残る玉ねぎ。シャキシャキで甘みがあって、見事な調和。 そして、ご飯が美味しかったんですよね。 どこにも手を抜いていない感、伝わりました。 こちらも人気メニューです。 日替わりランチ(お昼のみ)700円があるし、毎日通っても飽きないだろうなぁと思います。

今ではなかなか見ないもの、発見。

料理が運ばれてきた時にまず私の心に刺さったもの!

お皿に店名と電話番号! こういうの今はあまり見ないと思いませんか? 「勇(いさむ)」は近隣への出前も行っているそうなので…コレ、必要なんですね。

出前といえば「おかもち」。こちらもバリバリの現役でした。 さらに

テーブル下に「灰皿」発見。今となっては見ないですよね。 こちら喫煙可!なんだそうです。 夜は居酒屋にもなる「勇(いさむ)」。 酒とたばこはセットみたいなとこありますしね。 誰が喫煙者なのか…わかってる、常連者が多いお店ならではなのかもしれません。 ちなみに私が訪れたランチの時間中に喫煙されている方はいらっしゃいませんでした。 灰皿をみれば吸いたくなるもの…しかし、お店の方や、周りの方へ一声かけるなどした配慮は必要ですよね。

地域とともに40年。

店名の「勇(いさむ)」は祖父の名前とのこと。 おじいさまの時代は今の店舗の場所ではなかったとのことですが、3代。 この場所で40年近く。 単純にすごいと思いました。 長く愛されるワケ。 それは多分、世の中の変化に流されず、地域とのつながりを大事にしながら、こだわりの味を丁寧に守り続ける。 一見単純だけど、ものすごく難しいことの積み重ねなのかもしれない。 暑い中、おかもちを手に出前に出かける大将の背中をみて思いました。 寡黙でちょっとシャイな大将がつくる名物料理の数々。 ぜひ食べに行ってみてください。

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