【京都お茶】“煙の風味”が唯一無二の『いり番茶』絶品☆創業300年の老舗「一保堂茶舗」
おおきに~豆はなどす☆今回は中京区中京区寺町二条にある創業300年余の歴史を誇る茶舗。唯一無二の超個性派な味わいのいり番茶を買いに行ってきました。
唯一無二の超個性派味の一保堂『いり番茶』は料理活用も☆
一保堂茶舗 外観
中京区、寺町二条上った場所にある全国的にも知られる創業300年余の歴史を持つお茶の老舗『一保堂茶舗』。いつも地元民や観光客でにぎわう、京都イチ人気の茶舗と言っても過言ではないお店。さらに最近では日本茶ブームで店内もワールドワイドな客層でにぎわうお店。
一保堂茶舗 外観
この日は普段愛飲している『いり番茶』を買いにやってきました。暑さが厳しくなると、冷したお番茶消費激しくなる、ということで。
この時は7月中旬のちょうど祇園祭前祭の山鉾建てが始まった時期でしたが、店前の紫陽花がまだ残っていました。お店の暖簾もすっかり夏仕様で涼やかな白地に。
昨年の12月にリニューアルオープンされ、以前とは一部内装が変わりつつも、老舗然とした趣きはそのままに。
併設の喫茶室『嘉木』もリニューアルされ、以前より和モダンな内装になりつつ落ち着いた雰囲気に。
そして、今回はいつもの『いり番茶』を購入。
京都では一般的に『京番茶』と称して、いろいろな茶舗でお店独自のお番茶を販売されていますが、中でもここ一保堂のいり番茶は超個性派の味わい。お店のHPでも『好みが分かれる超個性派』と謳われているほど(笑)スモーキーで独特の風味が唯一無二で、中には風味が強すぎて苦手という人もいたり。
ですが、昔からこの味に慣れ親しんできた人にとっては、他のお番茶では物足りなさを感じるほどだったり。私もその一人ですが。
夏場であれば、やかんでたっぷり煮出してから、冷蔵庫で冷して飲むのが定番。暑い日であれば、水代わりにゴクゴクと消費。
あと常温だったり、寒い時期には急須で淹れたり。
そんないり番茶、今回はちょっとしたアレンジ料理を思いつき、試しに冷やしうどんに活用できないかと作ってみました。
まずは乾燥うどんを湯がくためのお湯にいり番茶を煮出します。要は乾麺にお茶の風味をプラスしようという作戦。
うどんがみるみるうちに褐色に染まり、一見パスタ風にも見えてきますが。この同じお茶で、予めうどんの具材となる豚肉の冷しゃぶも作っておきます。
で、完成したのがこちら。
うどんには、さらにいり番茶の風味を足そうと、海苔感覚で茶葉を揉みほぐしトッピング。うどんのつゆは市販濃縮タイプのめんつゆを使っていますが、冷したお番茶で希釈。そして、すりごまと九条ネギもたっぷりイン。
まずはうどんをそのままで。
トッピングなしでも、ふんわりと香る燻製のような独特の風味。そしてトッピング番茶でさらにその煙味がダイレクトに(笑)でも、かなり大人の味わいというか、クセになるというか。
めんつゆは後味にお番茶の風味がします。何より、いつもより味が引き締まり、後味すっきりとした印象。
冷しゃぶ、これは豚肉の臭みを消し、さらにさっぱりといただけます。よく市販の魚でもお茶の臭み消し効果から『茶洗い〇〇』みたいな商品がありますが、それと同様。それよりも、番茶の煙風味で深みのある味わいに。普段の単体冷しゃぶにも転用したい手法。
薬味たちと合わせて食べると、複雑かつ深みのある味わいながら、食後のさっぱりとした後味が印象的。麺に抹茶や緑茶を練り込んだタイプのものがありますが、番茶は意外とないですね。ですが、練り込まずに吸収させるだけでしっかりと風味付けが簡単にでき、しかも効果的。
自画自賛ですが、なかなかいいですよ(笑)今回はうどんで試しましたが、素麺や冷やむぎ、パスタにも活用でき、普段とは違った新感覚の味わいが楽しめます。お試しあれ!ヨ~イヤサ~♪
詳細情報
名称:一保堂茶舗
住所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~17:00(喫茶室は16:30ラストオーダー)
定休日:年末年始、第2水曜日
関連URL:http://www.ippodo-tea.co.jp/