美容室チェーン「タヤ」の通期決算は1億円の利益見込みから一転、6200万円の最終赤字に
美容室チェーン「タヤ(TAYA)」を運営する田谷は4月30日、2025年3月期の通期決算を発表した。売上高は54億4400万円(前年比6.8%減)、営業利益は300万円(前年は2300万円の赤字)、当期純利益は6200万円の赤字(同1億5800万円の赤字)だった。田谷は不採算店舗の閉鎖にかかる費用や固定資産除却損など3600万円を特別損失として計上したため、1億円の最終利益を見込んでいたものの一転、最終赤字となった。田谷の店舗数は3月末の時点で63店舗。
田谷は資金調達を目的に第三者割当増資を行い、約3億4800万円分の田谷株式をエボリューション・ファイナンシャルグループの中核である投資ファンド、EVO FUNDが引き受ける。これにより田谷は、収益力の向上を目指すとしている。
田谷の2026年3月期の業績予想は、売上高は51億8000万円(前年比4.9%減)、営業利益は前年から16.6倍となる5000万円、当期純利益は2000万円(前年は6200万円の赤字)を見込んでいる。